2004年6月17日(木) 【何かが違う・・・・】

 一般質問3日目。今日は、自民党から教育がらみの話題が多かったです。

 教育基本法改正、日教組、北朝鮮拉致問題、男女共同参画社会、ジェンダーフリー、男女混合名簿、過激な性教育・・・全て同じ視点からの問いかけであったかのように思います。
 議場で私がぼそっと、「こんなに多かったっけ?」「9・11以降じゃなぁ・・・」・・・そう思います。
 世の中の全てが悪い方向に行っているように思えるのは、こうした仕組みや思想のせい?どうすれば解決できる???

 一方で、公明党からフリースクールがらみの質問。しばしば行く場所の横に、フリースクールが出来て、今日もさきほど立ち寄ると、子供がその前で泣いていました。
 教育基本法の問題かなぁ・・・。


 どうにもこうにも何かが違う気がするのです。
 青い鳥は、そうそう遠くには行かないものです。

 一番大切な事は、そこにある命を認められること。自分の価値を認められ、愛されること。
 だからこそ、他人の価値に気づき、家族や、仲間や、地域や、国を愛することが出来るようになる。まずは、自分を愛せる力を人は、誰かから、何かから、貰わなくてはいけないのです。

 その力は、どこから生まれてくるのでしょう?
 学校でも、地域でも、赤の他人でもなく、子供にとって一番大切なことは、親から愛されること、全面的に受け入れられること、絶対的な味方がいるということ、そこから大きな力が生まれてくる・・・私は、そう信じます。

 子供の問題じゃなくて、親の問題なのではないか・・・・。

 変わらなくてはいけないのは、学校でも地域でも子供でもない、まずは親なのだと思います。


 午後6時に、家族が家に帰り、7時には、食卓を囲み、今日あったことの話をしながら食事をする。学校で、職場で、近所であったことの話をする。11時には寝て、朝も皆で食事をすれば良いのです。お互いがお互いを確認しあう家族の時間が必要です。

 私は出来ませんが、アメリカの地方議員は、夜に出歩くと、家庭すら大事にしない奴だと落選するとのことでした。

 要するに、親父がとっとと家に帰れば良いのです。男女共同参画家庭。どいつもこいつも、誰も彼も、とっとと家に帰りなさい。それだけのことではないでしょうか。それで十分幸せではないのでしょうか?なぜそれが出来ない世の中になったのでしょう?
 何を犠牲にして、何を得ようというのでしょうか。

 我々は一体何を求めているのでしょう?????
 なぜかくも、幸せから遠ざかろうとするのでしょう?????


 高度成長期を経て、バブルを経て、日本が失った伝統・文化は、「家族」そのものです。
 世界中で、これだけ家族の構成員が、家族をほったらかす国なんてありません。それを評価する国もありません。
 その中で、愛される力、愛する力を失ってしまいました。

 最近、山陽新聞の「おじさん図鑑」と「徒然草」を読んでいますが、エッセイスト吉田兼好なら、この有り様、どう書くでしょう。
 青い鳥を皆で追い払う様を見て、笑止千万・・・?

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