2004年2月12日(木)【自衛隊派遣について】

 自衛隊派遣については、まさに国論が二分されています。
 私は、イラク戦争そのものには大反対ですが、自衛隊派遣は、現状では、忸怩たる思いで、やむなしということで、確かに、論理的には矛盾しているし釈然としないのですが、そういう立場です。
 ただ、それで良いのかな、とはいつも考えています。


 日米安保体制の中で、日本にとって現実問題可能な選択が、なんなのか、それを考えるのですが、その答えが見つかりません。

 あるいは、戦争というのは、こうした現実的な対応を重ねて行く中でのっぴきならない、引くに引けない状況になる、そんな大きな不安もあります。

 ドイツ、フランス、ロシアは、旧イラクの債権国で、石油利権がらみで、アメリカと違う立場を取っているわけで、お隣り韓国も行っている状況。

 特に、無関心を装う中国が、全土で、日本同様に石油資源を使い出す可能性を考えたら、イラクというより、中東に、どうしても日本は、関わり、ある意味で、権益を持ち続ける必要はあると思います。
 石油エネルギーの8割は、中東に依存しているのですから。



 第二次世界大戦の包囲網で、戦争に突っ込まされた我が国の歴史からしても、アメリカにつくのは、決してベストではないが、今できるベターな選択なのかな、と思います。


 ただ、世界の中心で愛と平和を叫ぶことで、あるいは、他の手段で、日本の安定、経済的繁栄が保つことができる、あるいは、世界の平和に貢献できるのなら、そんなベストの手段あるのなら、何より、日本が弱腰と叩かれず、しかも、軍備強化もしないで、世界随一の3万4000キロの自国の海岸線を守り、経済的にも、軍事的にも、自立する方法があれば、あるいは、それはそれ、これはこれという手段があるなら、それを支持したいです。

 しかし、私には、それが思いつかないのです。逆に、したたかにやろうじゃないか、というのもひとつの発想ではないか、それが、現実の国際政治とも思えます。


 パワー・バランスの中で、理想を追求するのが政治で、もっと上の解決策を模索できるのは、あるいは、本来は、現実政治の上位概念である理想的な「宗教」ではないか、そんな気すらします。

 崇高な政治理想と現実の政治的対応のバランスの中では、もはや、もがくしかないわけですが、ただ、間違いないのは、正しい戦争などないこと、お互いに軍事力など持たないに超したことはないこと、しかし、少しでも、その理想に近づくべく動くと、皮肉にも、逆の方向になること。


 いろいろと調整を致しておりますが、このあたりを含めて、下記の会で皆様と一緒に考えていきたいと考えます。
 この会をどういう会にするか、それ自体、たいへんな課題です。


 ===中谷 元 前防衛庁長官 来岡!!======

【第1回自由民主党岡山県連青年部・青年局シンポジウム】

              平成16年3月21日(日)
            岡山県総合福祉会館1階大ホール

(受付)13時30分〜
                   (以下 敬称略)

【第一部】14:00〜
            (司会) 青年局次長 佐藤真治

一、開会
一、国歌・党歌斉唱
一、挨拶     青年局長  岡山県議会議員 小田圭一
        自民党県連会長  衆議院議員 熊代昭彦
                 参議院議員 加藤紀文

一、記念講演 14:20〜15:00
                前防衛庁長官 中谷 元
            「今、日本の国益を考える」

【第二部】
パネルディスカッション
       15:30〜16:45 (75分)
           パネリスト 外務副大臣 逢沢一郎
                          他

        コーディネーター 青年局長  小田圭一
一、閉会             青年部次長 小倉弘行



     ===========================

 さて、下記日程で、扇 千景 前国土交通大臣が来岡されます。
 女性部ということですが、男性の参加も大歓迎ということですので、平日ではございますが、どうか奮ってご来場下さいませ。
 もちろん、参加無料です。

                 記

    「参議院議員加藤紀文を囲む女性研究会」
        ※ 男性の参加も大歓迎

 講 師  扇 千景 参議院議員(前国土交通大臣)
平成16年2月23日(月)午後1時から2時30分
ママカリフォーラム(岡山コンベンションセンター3F 駅元町)
主催 自民党岡山県参議院選挙区第一支部・加藤紀文後援会

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