2002年9月12日(木)
【一般質問は、9月19日(木)です!! 秋の愁い】

 私の14回目になる一般質問は、19日(木)5番手です。午後2時に議場に起こし頂ければ、確実に傍聴して頂けます。今回は、3日間で、19人登壇で、中日の19日は、自民党の30才代の4人の議員が、揃い踏みです。

 今回の私の質問は、「地方分権時代における公共事業のあり方」をメインに、「ピース・ミュージアム(平和資料館)」「県営グラウンド整備」について、提言・質問をさせて頂きます。

 例によって、お知恵を頂戴したにも拘わらず、原稿執筆中に、次回に回した質問項目があります。関係の方には、心よりお詫び申し上げます。

 泣いても笑っても、任期の議会は、今回を含めて3回。16回目の質問を終え、「こころ」が、1100号を越えたら、選挙です。



 さて、本日より、9月定例会は、代表質問戦。

 本日は、自民党と民主県民クラブ(民主党)の代表が、50分、県政全般について質問。それに対して、知事、教育長、県警本部長が、約1時間答えるといったものですが、今回最大の話題である水道整備基本構想の見直し、ダム事業の見直し等を含めて、新規答弁で目立ったものはなかったように感じました。

 明日の公明党を含めて、現時点で、政党の違いが、政策スタンスの違いにはなっていないように思います。地域を代弁することに特色がありこそすれ、自民だから、民主だから、公明だから、こういった質問になるという違いが、あるのかないのか。特に、財政難の状況ですから、基本的には何もできないのです。

 私の質問など、何党のものか、いよいよわかりません。敢えて言えば、佐「党」かも?よく許してもらえるなぁ、とも思いますが、実は、許してもらえていないのかもしれません。わかりません。


 最近の「こころ」は、ぼやくばかりのようですが、今回の議長選挙がらみでつくづく感じることは、地方における政党の意味あいが相当変わってきているということです。長野の選挙を見れば、自明なように。

 私は、だいたいが党務をまるでしていない自民党の「寄生虫」(げっ、そんな言い方はないだろう!!←自分で書いて自分で怒る)である上に、そもそも責任が負えないのに、他党のことに言及するのは、大嫌いですが、個人的には、永田町の某党の党首戦も、政策やその選挙手法において自民党と何が違うのか、さっぱりわかりませんし、共産党を除いて、選挙の際の支持母体が違う以外、政策の何がどう違うのか、いよいよわかりません。

 いったい、我々は、何を争っているのでしょうか?手法、方法?パフォーマンス?

 いつも申し上げることですが、憲法観が違うということは、国家観が違うということなのですから、改憲と護憲が共存する政党など、本来ありえないのですが、そういう意味では、共産党や小沢党以外、政策で繋がる政党と呼べるものは、日本にはないのかもしれません。
 自分で言うのもなんですが、思索過程にある私など、結構怪しい者です。

 政党が機能不全の状態で、その選択を迫るのは、有権者に酷というものです。また、永田町の政争の影響が地方に出るのも、どうなのかな、と思います。これは、現在は、致し方ないところですが。


 そもそも、地方において、国家観が要らないというわけではもちろんありませんが、憲法観を争うような事態はそうなくて、あるのは、多数決で勝った方と負けた方の争いです。

 生意気を申しますが、それぞれの議員が、尊敬に値する優秀で人格的にも優れた方で、個人的には、阿呆な私が咎められこそすれ、争う理由は、さらさらないのですが、結局は、なにもかも、多数決の争い、突き詰めれば、選挙がらみじゃないのかなぁ・・・、手が結べない理由は。


 思うに、地方分権が叫ばれ、政令指定都市や道州制の議論が進み、国との関係が断ち切れて、地方が自立して行く過程の中で、市民の声を代弁するために、永田町の論理と外れた「地方政党」が、そろそろ出てきてもおかしくはありません。
 それは、憲法観を前提にしたものではない、すなわち、既存政党の枠組みではないかもしれません。

 いずれにせよ、日本のどこかで、地方政党という議論は、早晩出てくるでしょう。少なくとも、長野県など、いつできてもおかしくありません、というより、作らざるをえないのでは。
 いつ、どこで、誰が、何を、どのようにするのか・・・・・・・。

 そして、要するに、政党や議員が、市民に資するかが、全てです。政党だの、議員だの、所詮、そのための手段であり、それ自体が、目的でもなんでもないのですから。市民にとって、最良の手段は、仕組みは、なんなのか、ということです。


 とりとめもないことを書いてしまいましたが、議場で、妙な疎外感に襲われる今日この頃です。どうも自分が足りない気がします。

 少なくとも、私は今、正直に書いて、社交辞令ではなく、議員は、皆、良い人ばかりだなぁ(1万人の信託を受けられるのですから、どなたも、やはり人的な魅力は、かなりあります。私自身のことは知らないですが。)と思っているし、本当に自民党に守られ、先輩や同僚議員に守られ、お世話になり、かわいがって頂き、毎回質問を続けさせて頂き、曲がりなりにも仕事をさせて頂いているわけで、そのことに、謙虚に、十分に感謝もさせて頂きながら、なお、疎外感に襲われているわけです・・・・。

 つまりは、全ては、皆様に対して、結局は、どうなのかなぁ、と。


 愁うのは、それは、人恋しい秋のせいかしら・・・・。

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