2001年1月28日(日) 【犠牲バント】

 「BaseBall」と「野球」の違いは、何か?様々に言われますが、個人的には、犠牲バントに象徴される精神論的なものだと思います。

 早朝から、○○小学校のスポーツ少年団招待試合(ソフト・バレー)にお邪魔して、市の大会3連覇を果たしたスポ少の監督からこの犠牲バントの精神について伺いました。
 犠牲バント、還元すれば自己犠牲です。考えてみれば、一昨日の山手線(新大久保駅)の死亡事故は、ケースが異なりますが、咄嗟に出るもの、瞬間的な判断基準として、非常に尊いもの、この自己犠牲の精神を日本人は、失ってしまったのではないか、そんな気がします。

 公に殉ずるというのは、語弊があるかもしれませんし、強調すべきでもありませんが、個性重視を叫ぶ前に、自己犠牲の精神こそが、日本人の美徳としてあったのだということを再教育する必要があるのではないかと思いました。
 大人も、何より政治に携わるものも、日本人の美しさを取り戻す必要があるのではないでしょうか。

 野球(ソフト)という団体競技は、お互いにカバーしあう優しさや、適材適所、そして誰もがヒーローになるチャンスが、与えられる。それが、日本人のメンタリティーに、極めて合致してしていると思います。
 また、スポ少の活動は、学年の枠、地域の枠を超えて、交流が持て、何より人間として基本的な部分を地域の指導者やPTAが、教育して下さる、本当に有意義なものだと思います。

 とりわけ、平成17年晴れの国おかやま国体を控えて、選手力の強化が、叫ばれていますが、少年の心身ともに健全な育成のためにも、こういったスポ少の活動の底上げというのは、極めて重要だと改めて思いました。

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