2011年5月6日(金) | ||
【議員定数削減具体化を考える】 | ||
少し暑い気すらした立夏の本日は、モーニングセミナーからスタートし、1週間ぶりに藤田で街宣。GWと肉離れで休憩になりましたが、ここで休んでしまうと、日々の街宣復活が難しいような気もしておりました。
カニ歩きで動く技を覚えたので、昨日、岡山県戦没者慰霊祭に参拝できなかった護国神社へ春季慰霊大祭。改めて、奇跡の戦後復興を成し遂げた我が国の誇りを賭けて、震災後復興のために、全力を尽くすことを誰もが、御英霊に誓うものでした。 ただ、今回の地震の際に、天井崩落により、九段会館で死亡事故があり、会館そのものも閉鎖の方向。 会葬を経て、没収されなかった供託金の回収のため、南区役所の選挙管理員会から法務局へ。 ところで、ざっとした調べで、政令指定都市において、都道府県議会議員の議員定数の減員を行い、他選挙区に増員配当した事例が、かなり多くあることが分かりました。 ただ、北海道のように、減員が増員を上回った例は少なく、都道府県内の都市部と郡部における内部調整的な感じがします。 実は、前の選挙の際に、岡山市第一選挙区を減員して、同じようなことを岡山県で行っていますし、もっと言えば、岡山市南区の配当基数は、4.855で、四捨五入で、定数5になっても良かったところ、それを主張せず、逆に敢えて、4にした経緯があります。 南区の定数3にまですれば、全国最大の減員割合になります。 敢えて言えば、私自身、既に、岡山市第1選挙区で、1人の定数減、南区においても、事実上、1人の定数減の方向で、動いているわけですが、さらにそれを拡大しようとしているわけです。 もっとも、これは、4月1日現在の話で、おそらく全国一斉に、議員定数削減議論が始まります。新たな事例が続出するでしょうから、前例事態が参考にならないかもしれません。 つまりは、岡山県が、これから最新事例になったってかまわないのです。 ところで、なぜこのようなことを書くかというと、議員定数の削減が、岡山県議会の総意としてまとまらずとも、岡山市選挙区単独でも、議員定数削減を断行する事態を想定するからです。 もちろん、総数を減らすことが狙いですが、他選挙区まで介入できないとして、結果として、岡山市分しか減らなかった、そうなっても、議員定数削減を行う覚悟があるということです。 もっと言えば、政令指定都市選出の議員は、己が血祭りに上げられようが、議会改革を先導する責務があります。逆に、そういう形で世論を作ることができないなら、権限・財源も少ないのに、頭数だけ、こんなにうじゃうじゃいる必要もないのです。 さらに言えば、岡山市の議員が動かない限り、この議論は進みません。 これから問題になるのは、公職選挙法の第3章・選挙に関する区域のうち、(地方公共団体の議会の議員の選挙区)に関する第15条の8項の規定です。 「各選挙区において選挙すべき地方公共団体の議会の議員の数は、人口に比例して、条例で定めなければならない。ただし、特別の事情があるときは、おおむね人口を基準とし、地域間の均衡を考慮して定めることができる。」 この項の中で、『特別の事情』や『地域間の均衡』とは何か?ということが議論の焦点になります。とりわけ、1票の格差が問題になる中で、法の下の平等に反する違憲訴訟の可能性すらある中で、どれだけ合理的な理由で説明できるか。 まさに戦いは、これからです。 なお、なぜ議員定数削減を申し上げているかについては、ホームページ。「佐藤真治のこころ」ダイジェスト版 http://satoshin.jp/kokoro/kokoro_all/index.html の4月13日分を御覧ください。 減らすのが嬉しいわけではありません。あくまで、少数精鋭の政策議決集団にするためです。 馬場俊英=『陽炎』 http://www.youtube.com/watch?v=ht0nR7Dn1BQ&feature=related | ||
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