2009年9月17日(木) 【一般質問3日目】

 本日は一般質問戦3日目。

 新政権のマニフェストや施策についての感想を知事や教育長に求めるのは、やはりいささか無理があると思います。今回、民主党所属の県議会議員が、一般質問に立ちませんが、彼らも分からないことが、あまりに多いからだと思います。

 特に、今年度予算はもちろん、総額で14兆円を超える第一次補正予算も可決成立していますが、新政権によって、予算執行が見直されると、関係事業を中止せざるを得なくなり、地方自治の混乱のみならず、地域の雇用情勢にも、深刻な影響を与えることになります。

 なにしろ、第一次補正予算は、地域活性化・公共投資臨時交付金、地域活性化・経済危機対策臨時対策交付金、経済対策関連の15の基金の創設が計上されていて、岡山県も、こうした基金などの活用を前提として、効果的な経済危機対策を図るべく、補正予算の議決と事業の執行を目指しています。

 さらに、例えば、長期的な視野に立って、教育の中立性を守りながら、教員の資質向上を図るというのも、重要なテーマですが、教員養成課程を6年にしたり、教員免許更新制度を廃止することが、現実的なことなのかも、まだ議論が必要です。

 あるいは、子育て支援策、高速道路の無料化、さらに、暫定税率廃止など、ばらまくためには、逆に、どこかで増税するのか?と、財源の問題になると、とたんに分からないことが多くなります。

 例えば、90年比で、なんと25%CO2削減を図るためには、結局、環境税導入で、抑制するしかないのではないか?という疑念すらあります。

 そういう意味では、新政権は、高福祉・高負担の社会主義的な色彩が強くならざるを得ないわけですが、「脱官僚」で、どこまでそれを進めていけるのか、雛壇に立つ某党首の時代錯誤的な衣装と、幼稚な文字に、いよいよ不安が募ります。
 あ、野党の分際で、失礼なことを書いてしまいました。


 それはさておいて、NHKの気象予報士の淵岡友美さん(朝4時半から5時までスタジオ内)に、勇気づけられて、今日も朝一で、ハンドマイクで街宣。今週は本当に、早寝早起きです。

 橋のたもとの街宣は初めての場所でしたが、あまりに気持ちが良い天気だったので、軽く1時間を超えていました。反応はないのですが、野党だから良いです。

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