2009年3月11日(水)
【85年のカーネルサンダース】

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 昭和60年の阪神タイガースの日本一の優勝記念に、バースの代わりに、道頓堀に放り込まれたカーネルサンダースが、24年ぶりに、引き揚げられました。
 1985年かぁ・・・。当時の日本は、勢いがありました。

 下半身が無く、ボロボロで、月日の経つ切なさを感じましたが、同時に、バブルに興じ始める、いわばいけいけどんどんの日本の良き?時代から、今の日本の姿を象徴するようで、これもまた、辛くもあります。

 あの頃は、東京での学生時代で、後楽園球場で警備のバイトをしており、GWの巨人ー阪神戦の盛り上がりや、試合が早く終わる江川のピッチングが懐かしく思い出されます。

 あの時、タイガースは、私が生まれた昭和39年以来の21年目の優勝に酔っていましたが、そこから、それ以上に長い24年も経っていて、この勢いで、軽々とあと20年経てば、軽く還暦を超えているんだなぁと思うと、やはり、人生は、悲しいくらい短いです。
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 今朝は、自民党青年部局恒例の街頭演説。

 15年前の宮沢政権の時代に、自民党が下野したときは、まさに、政治改革が焦点でした。あの時も、政治とお金の問題だったはずですが、ある意味、小選挙区制度への移行という選挙制度の問題に矮小化されてしまいました。

 当時言われていた派閥の解消も、政治とカネの問題も、全く解決されていません。それどころか、自民党内の派閥抗争が、単に、政党の垣根を越えて行われているだけで、見方によれば、古き自民党体質の足の引っ張り合い、兄弟喧嘩のようなものです。
 穿った見方をすれば、経世会から分裂した一部が、民主党という名で、政権を取りたいがための15年とまで言う人もいるでしょう。

 むしろ、格差社会や派遣切りなどが問題になる今こそ、旧社会党的な健全な野党が対抗軸にあって、政策論争をすべきですが、選挙に有利かどうかで、どちらの党の代表も、出処進退を決めるような、非常に有権者を愚弄した政局ではないかとまで思えます。

 ともかく、構造改革路線を全面否定は出来ぬまでも、少し緩めつつ、内需拡大を図りながら、目先の経済回復をなんとしても図るというのが、喫緊の課題です。
 年度末を迎える中で、政治が大混乱して、株価を下げる誘因になっている場合ではありません。

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