2009年1月21日(水)【ハリウッドと「村の時間」】

 44代オバマ米大統領の就任式、就任演説を聴きながら、まるで、ハリウッドの映画を観るようで、実に格好良いなと思いました。
 もちろん、共和党が自民党の友党で、民主党という名前は同じだなぁ、というレベルではなく、これからがたいへんだと思います。

 それにしても、他民族国家で歴史が浅く、国家の象徴的なもの、ある意味、期間限定の王様を作り上げていく必然性があるわけですが、そこまでのストーリーや、出演者のその資質の高さには、やはり説得力があります。

 「自由」の旗印に、激動の時代に、劇的に世界のリーダーが生まれる・・・数々の前政権の失敗や、国際社会への大迷惑をチェンジの一言で、チャラにするような、むしろ、国民一人一人が危機に立ち向かう英雄になろう!と、考えようによれば、非常に身勝手、かつ危険なものも感じないではないのですが、それでも、アメリカという国のもの凄さを感じます。

 日系を含めて、○○系アメリカ人という多様な人種の閣僚が並ぶのを観るにつけても、スターウォーズの銀河共和国も、早晩出来そうな、壮大さがあります。


 TV画面が変わって、我が国の政治。総理が漢字が読めないのをからかう質問に、国家予算が費やされ・・・・。
 斉藤清六の「村の〜村の〜時間が、やって参りました〜」という感じで、このスケールのギャップは、なんなんでしょうか?

 麻生総理も小沢代表も、囲炉裏端にいる江戸時代の村の長(おさ)のようです。こりゃ、いったい何の話をしているんだろう・・・・?
 「今年の鎮守の神様の祭りは、どうすっべかなぁ?」「ぜってぇに、隣村には負けられねぇべ〜」「んだぁ、派手にすっべ〜!」「んだ、んだ!そうすっべぇ!!」・・・やっぱりムラ社会・・・。
 もちろん、村の祭は、本当に大事ですが・・・。

 アメリカの属州のような国の中で、自民党も、民主党も、偉い人達があたふたとして、いったい何の相談をやっとられるのか?
 それは良いけど、オバマ大統領とタイマンが張れるんだろうか?

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