2008年8月26日(火) | ||
【悪夢の財政構造改革と退職金問題】 | ||
本日は、9月の雨のような少し寂しい風情の朝。2日連続の自民党青年部局の街頭演説は弁士一人。
義理人情の自民党は、損得勘定の利ではなく、情で動いている部分もあります。それは自民党の良さでもあり悪さでもありますが、間違いなく愛すべきところ。 基本的に、怒りや批判ではなく、なぁなぁと言われても、人間への慈愛、「赦し」の政党であると思っています。だから、よほどのことがない限り、いつも人を許したがっています。 一方、体育会系文化部の私としても、己が舞台に立つことよりも、設営で汗を流すということが肝要であり、かような街頭演説を己個人の損得でしているわけではありません。 党員になって15年ですが、議員になるからと、軽々しく己の都合で突然に自民党をしているわけではなく、もちろん、先人達が築いてきた自民党という人の繋がりを一方的に利用する気もなく、良いときも悪いときも、自民党への責任と愛情は持っているつもりです。それは、今後も変わりません。 矢面に立ったり、好んで身を捨てるという気風は、中堅議員なりに持っていたいものです。 最後は、大いなる愛を持って。 =========================== 本日は、第5回自民党財政再建対策プロジェクトおよび明日の総務委員会に備えての委員長レク。 明日発表の「岡山県財政構造改革プラン(素案)」の内容が分かりました。これは、想像以上に厳しい内容です。 詳細は明日の委員会で発表ですので控えますが、職員の独自の給与・期末手当カット案は、想像を超えました。職員労働組合と交渉のないままの見切り発車ですが、45歳で、年間55万円。 また、民間団体等への補助金等の廃止、削減については、到底承服できかねるものが多くあります。 加えて、公の施設の見直しの中では、廃止の文字が踊っています。指定管理者で民間が頑張ってきた施設も・・・。惨い・・・。 もちろん、財政構造改革自体はしなくてはいけないわけですが、ここまでの改革を強行するにしても、問題は、トップの姿勢です。 未来を信じて、心をひとつに戦うためには、士気が上がるかどうか、それは矢面に立って、しかし、愛情が溢れるトップの姿に、かかっています。 ところで、9月定例会では、「知事等及び職員の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例」案が提出されます。端的には、知事の今期の退職金のカットに関わる条例です。 この数字を見て・・・・・うーーーーーーーーーん・・・・呆然・・・・。主観が入りますが、これは、しかし、県民の皆様は、どう思われるかなぁ・・・。 そして、この条例は、我が総務委員会に付託される予定です。つまり、我々が、知事の退職金の額について、まず審議するのです。ある意味、おもしろいこと?に、なってしまいました。 この度は、総務委員会に、いわばババ抜きのババのような話が全部回ってきますが、こうなれば、全部引いたろうと思います。県政の重要課題が、目白押し。 昨年の行財政改革・道州制等特別委員会委員長から、この方、岡山市の政令指定都市の意見書提出以外、楽しいことは全くありません。 特に、知事の退職金問題については、私自身のいわゆる賞与返上、法務局供託、不受理という一連の騒動の答が出され、それを承認するかどうかという話です。 そう言えば、あれだけ書いた新聞も、「却下決定書」の写しを記者に渡したのですが、そちらの方は、その後の記事が出ていません。 まさに自爆テロのような恥の三重塗りのような事態で、あれ以来、その話題が出る度に、沈痛な表情になり、おめおめと隠れるように生きていますが、ここまで来れば、もはや「恥の漆塗り」の覚悟はできました。 1期、2期で、4000万円以上の退職金を2回受け取り、3期目の4年間で、4300万円という知事の退職金は、給与でも賞与でもありません。そこまで県民が払う必要があるのでしょうか? 路頭に迷うチボリジャパン社の社員に分けてあげたい・・・・。 これだけ厳しい財政構造改革を発表して、思い切り泣く人間が巷に溢れて、そのカットがどの程度のものか期待されていたのですが・・・。ともあれ、明日、それが発表されます。 消防防災ヘリコプターで、煮え湯を飲まされた気分がある議会ですが、どう考えても、これは、すんなり行きそうにありません。言えば言うほど、議会にも跳ね返るお金の問題・・・。 あ〜また、ややこしいことになるんだね・・・・。 現段階で、今日のチボリジャパン社の株主総会の詳細が分かっておりませんが、退職金のカット率を含めて、紛糾するようなお題が多すぎて、明日の委員会は、超大型台風並みの大荒れ必至です。 中学時代、演劇クラブでやった『夕鶴』の「つう」は、変わっていく「与ひょう」を思って、ぽつり言いました。「お金、お金、どうしてそんなにお金が欲しいのかしら?」と。 「貧すれば鈍する」と言いますが、まさに、落語的には、「金がないのは首がないのも同じ」。あ〜やだやだ。お金がないって、本当にやだな〜。 | ||
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