2008年5月10日(土) 【政府自民党と地方】 | ||
久方ぶりの雨になりました。五月雨は、緑色〜。新緑の若葉を優しく濡らしています。
本日は、「第13回岡山政経文化懇談会」、平たく言えば、自民党岡山県連の3年ぶりの政治資金パーティーが開催されました。 ともあれ、地元自民党国会議員や石井知事はもちろん、谷垣禎一政務調査会長、坂本剛二組織本部長、鳩山邦夫法務大臣、額賀福志郎財務大臣、甘利明経済産業大臣、泉信也・上川陽子内閣府特命担当大臣といった党役員、閣僚が、多く出席され、盛大な会になりました。 私は、逢沢代議士の流れから、谷垣派系列地方議員?ということになるので、今日は、谷垣政務調査会長付きで、岡山空港にお迎えと岡山駅まで、お見送り。 我が国を動かす要人だけに、SPも多くつきましたが、いつでもどこでも誰かがそばにいて、偉くなられるというのも、実にたいへんだなぁ、というのが、正直な感想ですが、何度お会いさせて頂いても、実に話しやすい、温厚な方です。こんな方が、早く総理大臣になられたら良いのになぁ、と、しみじみ思います。 それにしても、自民党をめぐる環境は、日増しに厳しくなっているのも事実で、原点回帰、反転攻勢を決意する会になりました。 懇談会の後、額賀、甘利両大臣を囲んでの懇談会がありました。議院内閣制の下にあって、政府自民党であり、国会議員だけれど、行政のトップである、当然のことなのですが、地方は、大統領制ですから、国と地方の自民党の関係というのは、不思議だなぁ、と思いました。 知事は、我が党のトップではなく、政党とは直接の関係はないわけで、本来、自民党が選挙応援したからと言って、自民党が、知事与党であるとも言えないのが、地方の二元代表制です。我々は、少なくとも、行政ではないのです。 しかし、国においては、政府与党の流れにあり、行政側のようでもあります。ただ、その行政機構は、政権すなわち多数政党がどこであれ、生き残るわけで、実務の官僚の代弁をしているような気にもなってきます。 地方の自民党議員って、いったいなんなんだろう? 一方で、国民は、官と闘う民の代表を求めてもいます。でも、民の代表と官の代表は、同じ選挙で選ばれて・・・・。 地方では、首長は、政党隠しをして、市民党、県民党と称しますが、これもあるいは、明確にしても良いのかも知れません。 はっきりしているのは、地方は、大統領制、中央は、議員内閣制ということに、無理が生じてきているということで、問題は、行政機構を温存させるための換骨奪胎の制度になっているということです。これでは、政治は、結局は、変わりません。 あるいは、地方に議院内閣制を持ち込み、我々議員が、例えば、保健福祉部長になることもある、というのも、実は、行政に民意を反映させる選択肢です。 逆に、中央に大統領制を導入して、4年ごとの選挙で、場合によっては、官僚機構そのものを総入れ替えすることもありうる、下野した場合は、公務員は、シンクタンクやNPOに行く、というのも、政治のダイナミズムを生みます。 それはそれにして、多くの国民の皆様が、感じているのは、例えば、セルフうどんで、うどん小が、105円から130円になって驚いたとか、食パンが値上がりしたがな、とか、GW最中の5月2日に、自動車税の3万4500円の請求書が来てむかついたとか、セルフのガソリンを満タンにしたら、5000円台が、4000円台になって、また、6000円台になって、涙が出たとか、微々たる親の国民年金が天引きされていて凄く悲しかったとか・・・・そういう感覚を国会議員の先生方が、肌で理解されておられないのではないか?ということではないかなぁ・・・。嫌、本当に困ってるんだってば・・・。 GWは、どこの家庭も、この話題で持ちきりでしたよ。 それに引き替え、例えば、一部の公務員は・・・。なによりも、議員は・・・。自分たちだけ、都合の良いことやってんじゃないの? 原因がなんであれ、相手は、国であれ県であれ市であれ、また、どこの議員でも良いのですが、要は、非常にむかつくわけです。この怒りは、どこにぶつければ良いの?あんたら、本当に分かってるの?こっちが頑張ったら、なんとかしてくれるの? 「福田さん、分かってるの?」・・・これに尽きます。 説明して、ご理解頂く前に、それに応えないと、自民党の未来はありません。むしろ、感性の問題です。 ・・・・・・・・今夜から放送が始まります!!・・・・・・・・・・・・・・・・・ 岡山シティエフエム「レディオモモ」79.0MHz 新番組迷宮ロマン『古代吉備国への旅』 http://kodaikibi.j-artrelations.com ※幻の邪馬台国はどこに? 毎週土曜日午後9時より(30分番組) 全12回 | ||
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