2005年5月22日(日) 【地方政府は誕生するか?】

=======================================
 本日は、午前9時前から、国体の後11月に開催される「輝いて!おかやま大会(第5回全国障害者スポーツ大会)」開会式のリハーサル。生憎の小雨模様で、雨天仕様の短縮版でした。
 情報保障席も備えられ、手話や要約筆記が、大きくスクリーンに映し出されましたが、ある意味で、国体よりも、マンパワーがいる大会であり、むしろ、おもてなしの度合いが試されます。
=======================================

 午後からは、東京有明の東京ビックサイト(国際展示場)に飛び、「ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟結成大会」。全国から、387人の地方議員が集まり、会場は熱気に溢れていました。ちなみに、会員は、県議92人、市議324人、町村議51人で、私も、一応、運営委員に名前を連ねています。

 事務局は、前三重県知事北川教授の早稲田大学内にありますが、やや早稲田色が強い気がしないでもありません。

 本日は、なぜか百マス計算の陰山先生の講演があり、フジテレビの黒岩祐治氏の司会、コーディネートで、パネルディスカッションも行われました。



 ある意味で、数値を伴うマニフェスト(政権公約)は、大統領制を採る地方自治体の首長の選挙には、非常に馴染むものだと思いますが、執行権を持たない我々地方議員が、マニフェストを掲げることの意味というのは、やはりまだ判り難い部分もあります。

 ただ、分野ごとに、議員が共闘するうちに、あるいは、「ローカル・パーティー(地方政党)」に繋がるのではないかという期待は持てます。

 換言すれば、地方分権一括法ならびに三位一体の改革で、権限も財源も、地方に来る、極論すれば、地方自治体と言うよりも、「地方政府」が誕生する条件整備はできつつありますが、それを実効的にせんがためにも、政党の地方分権というのが起こり得るということです。
 (その1855 【地方政党結成は可能か?】参照)


 もっとも、私の関心は、そういったマニフェスト以上に、議員厚遇問題にあり、「議会改革なくして行政改革無し」という意識が強く、地方議員が掲げるマニフェスト自体の意義については、まだ勉強が必要です。



 ところで、羽田空港から臨海副都心までは、リムジンバスの往復でしたが、せっかくなので、東京ビックサイトそばの「林原自然科学博物館 Dinosaur FACTory」を文字通り駆け足で、訪ねました。結成大会を少し抜けましたが、岡山県民としては、地元の企業ゆかりの施設ですから、見えたら行かねばなりません。

 研究に携わっている異業種交流会の仲間がいたりもするので、化石自体は見せてもらったこともあり、雰囲気自体は、なんとなく想像がついていたのですが、その彼女自身が、説明のスタッフでいた方に驚きましたがな。


 ただ、同館は、パナソニックセンター東京の中にあり、パナソニックデジタルネットワークミュージアムという意味付けもあるため、岡山にできるものとは、ややイメージが、違うようです。
 いずれにせよ、様々な工夫があり、家族連れで行かれたら、子供はかなり喜ぶと思います。

 「ザ・ハヤシバラシティー」内の恐竜博物館は、化石も里帰りして動き出すようですが、今までに無い博物館になるのだろうな、と楽しみです。
 もっとも、「ザ・ハヤシバラシティー構想」がどういう状況なのかは、私も分かりません。


 それにしても、東京はやはり日帰りするところじゃないように思います。

Copyright (c) 2005 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp