2005年5月10日(火) 【禁足(きんそく)】

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 本日より、党人事、議会人事に突入。朝から夕刻まで、議会に軟禁状態に。定義は曖昧ですが、本会議等に15分ないしは20分以内に戻れる位置にいることを「禁足(きんそく)」と言いますが、本日は、まさに、マスコミがおもしろがる禁足。
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 特に今年は、議長・委員長といった議会人事に加えて、幹事長、総務会長、政調会長、議員団長といった自民党党役員の改選期に当たり、さらに、議会運営委員長の人事も微妙に絡んで、混乱が予想されています。
 端的には、自民党の2派閥が喧嘩をしているわけです。

 本日は、膠着状態が解けず、予想以上にもつれて、下手をすると決着まで、明日深夜から明後日にずれこむ状態になりました。
 したがって、明夜の予定は、下手をすると全てキャンセルという申し訳ない状態になりました。本当にすみません。


 県民の皆様からは、所詮がコップ内の喧嘩と嘲られ、他党は、自民党の混乱ぶりを論うわけですが、海上が嵐でも、海中まで荒れているわけではありません。ひとつの議会のイベントです。
 最終的には、自民党が結束する儀式とも言えます。
 敢えて言えば、不合理かつ理不尽ですが、「修練」です。


 それでも、一番、互いの本音が出る時期で、良い意味で、ガス抜きでもあり、畳部屋に20人もの議員が篭城する禁足時間の中で、様々な情報交換も行われ、県内各地の動きや、それぞれの事情が、実に良く分かります。
 また、落とし所をいかに探るかという交渉術、駆け引きの実践訓練のようでもあります。


 なにしろ忙しく、ある意味非常にわがままな人種の集まりですから、こういう、やむを得ないような停滞の時間でないと、なかなか話もできず、意見調整もできず、全く無駄な時間が流れているわけではありません。



 このあたり、マスコミの報道は、批判的に違いありませんが、私は個人的には、必要悪とも言えるこういった時間を非常に大切だとも思います。

 もちろん、その時間は、心の底から楽しめるわけでもありませんので、今年も、例年通り3つの老舗から取り寄せられた「かしわ餅」を全部試し食い。

 誰もが様々な思いを持っていますが、そうそう簡単に、そこに辿り着けるわけではありません。手間も時間も必要です。



 明日も多分、禁足の離れ島で、岡山県のために、あれもしたいな、これもしたいなと考えます。ある意味、夢も膨らんでいます。

 明後日には、文教委員会に変わって、今年度の私のホームグラウンドがどこかという答が出ています。

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