2001年5月11日(金) 【遊説訓練】

 さて、今回の人事の反響は、「業界」関係者以外、皆無でした。党三役だ、四役だ、と言ってみたところで、幹事長って何なら?なんでもめるん?と普通の方は、わからないし、それ以前に、全く感心をお持ちでないのでしょう。私も、議員でなければ、なーんも知らないでしょう。知りたくもない、あるいは、そんなことは知らずとも、立派な社会人として生きていけます。

 それだけ、地方議会が、地域の方、有権者から解離しているのが現実なのです。由々しき状況です。「なにやっとんなら!!」と怒ってももらえません。マリー・ローランサンの気持ちがよくわかります。死ぬより、嫌われるより、もっと悲しいのは、忘れ去られた私達「議員(地方政治)」です。


 個人的には、地方分権の流れや、はては、財政難に伴う公共事業削減の中で、旧来型の政党や派閥の役割は、益々意味を失ってくると思います。とりわけ、永田町と全く同じ政党構成が、そもそも是なのか、という疑問すら私は持っています。最終的には、政策できちんと色分けされる地方政党こそ、正しい姿であると思います。
 今は、過渡期であると実感致します。この状況で、関心を持って下さいと言う方が、失礼です。すみません。


 さて、だからというわけではありませんが、この度、「遊説訓練」をすることにしました。5月27日(日)午前11時から、JR岡山駅前で、再び、参議院選挙にかかる自民党全国一斉街頭活動に参加しますが、それとは、全く別に、一期有志で、自民党の大型街宣車を借り受け、各地どさ回り(?)の遊説活動をすることにしたのです。

 これは、訓練です。

 三遊亭円生は、古今亭志ん生に、道場でなら勝てるが、野試合なら勝てない、と言いましたが、街宣は、野試合。遊説は、選挙対策として、そもそもやることに意味がある、という段階から一歩進めて、野試合の能力そのものを高める訓練をしようというわけです。

 ともあれ、最初は、5月30日(水)の午後から、一期有志で、末藤先生の地元、赤磐郡に繰り出し、山や田んぼ、なにより、各町役場の前で、臨機応変に叫んでくるのです。選挙区外の気楽さも手伝い、ぱーっと行きましょう!というノリです。内容は、参議院選挙に終始することは、決してありません。

 地元議員には、選挙対策。応援議員には、訓練と県内各地の勉強と一石三鳥。当然私の狙いは、各地で前例ができた後の岡山市での遊説訓練です。
 私は、街宣は本来好きなのです。遠慮しているだけで、言いたいことはいくらでもあるのです。大義名分(むしろ党内的に)が立てば、自民党若手も、岡山駅前で、街宣活動をするでしょう。

 そのために、まず実績を作ります。参議院選挙に向かって、若手で、県内遊説部隊を編制するぐらいの意気込みで、遊説訓練を行います。

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