2008年4月11日(金) 【その手は桑名の議会改革】

 本年度最初の県外出張から帰って参りました。
 「第4回全国自治体議会改革推進シンポジウム〜分権新時代をひらく自治体議会の在り方を考える〜」ということで、主催は、三重県議会。

 このタイトルで、三重県議会は、一昨年は、東京に、今年は、地方都市である桑名市のナガシマリゾート・ホテル花水木に、全国から、400人以上の地方議員を集めました。

 全国の議会から評価される有無を言わさない説得力が、三重県議会の議会改革の実績にあり、多分、岡山県議会では、計画すらできないと思います。残念ながら・・・。
 岡山県議会からの出席は、自民党の男性議員が3名のみで、岡山市からは、私だけでした。


 かといって、三重県議会の思惑?に沿って、ある意味、屈辱的に長島温泉に泊まるわけなぞなく、会合だけに行くのも悔しいので、今朝に、敢えて、岡山市となんとなく似ている32万石の県庁所在地・津の市内を5kmは、徒歩で徘徊(「津なぎさまち」から、中部国際空港・セントレアに、高速船を出しているのは、両備グループ!!)。市役所や県庁にも寄りました。

 乗り間違えて、JR四日市駅と近鉄四日市駅の違いに、やはり、京阪神名は、私鉄が強いなぁと肌で感じ、桑名へ。ナガシマリゾート自体は、なんともよく分かりませんでした。


 それにしても、三重県まで来てしまいながら、あくまで、三重県議会がなんぼのもんじゃい!と、他の議会の議員も思いたいのは、やまやまです。

 しかし、今年度から、定例会の回数を年4回から2回として会期を240日にして、議員間討議や県民参画を充実させ、さらには、議長に招集権がなかったり、知事の独断的な専決処分の問題を解消し、なにより、議員の身分確立(非常勤特別職公務員から、いわば常勤の公選職へ)を図ったりで、本会議での一問一答、対面式議場など、先駆性は、認めざるを得ません。

 特に、昭和15年生まれの9期の議長(就任3回目)が議会改革をリードされているのも凄いことです。

 行政的に、岡山県が三重県に劣っているとは全く思いませんが、議会は、日本全国誰もが勝っているとは評価しないでしょう。
 三重県に加えて、改革派知事がいた議会である、岩手県、鳥取県さらには、神奈川県の県議会の議会改革の評価が高いのですが、岡山県議会は、多分、後ろから数えた方が早いと思います。

 改革派知事や、大事件(不祥事)の発生を待つわけにもいきませんが。


 片山前鳥取県知事(現慶應義塾大学法学部教授)の講演もあり、少なからず、現在の地方議会への辛辣な批判も頂戴する中で、刺激を受けたのは良いですが、他所の話をありがたがって聞いてる場合じゃえな、と、つくづく思います。


 ところで、名古屋駅では、「赤福」に長蛇の列。逆に安心ができて、かえって、いわゆる禊ぎの評価が高いのかもしれません。
 自民党も、信頼回復といかないものかしら。思わず、私も、赤福を買ってしまいました。伊勢土産じゃねぇの?

Copyright (c) 2008 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp