2007年11月17日(土 )【いまから ここから】 | ||
秋というよりも、木枯らしの前の東京を歩いてきました。一挙に冷えてきました。皆様くれぐれもご自愛下さいませ。
昨日の「第7回都道府県議会議員交流大会」は、道州制が大きなテーマでしたが、全国から、650人もの出席があり、たいへんに議論が白熱しました。5時間みっちりと、ある意味、ギラギラしながら話を伺うことが出来ました。 私は、道州制導入に対して、全国の都道府県議会議員に、かように反対意見があるということを認識していませんでした。ただ、反対の根本は、格差の問題、もっと言えば、州都や区割りの問題に帰因しています。 特に、分科会のコーディネータが、「広島は広島が州都になるので中国州、岡山は岡山が州都になるので中四国州を言っている」などと、場内から失笑が漏れる発言をしたので、岡山県の名誉にかけて、「知事は、公的な場で、そうのような発言は一切しておらず、道州制の議論と州都の議論は、峻別すべきと申しております。」と、申し上げておきました。 我々や経済界が、夢として語っても、県の公式見解ではないのは、広島の知事の発言との大きな違いです。 報告書に写真付きで残るので、岡山県議会で、道州制が付託事件の行財政改革・道州制等特別委員会の委員長が、黙っておられるわけがありません。 ただ、これは、道州制の議論の本質だろうか?と疑問に思いました。 岡山市の政令指定都市化の区割りや区役所の位置の問題と似ていなくもない訳ですが、岡山市が州都になろうがなるまいが、道州制を導入しないと、この国は、もたないのです。 中四国州にならなくても、岡山市が州都にならなくても、この国のために、道州制は導入しないといけないのです。 800兆円の財政赤字をどうする気もないのは、国の動きを見ていれば分かるわけで、このまま100年で人口を半減させ、超高齢化社会を迎える日本が、このままの体制で、なんで持続可能なのですか?1兆3000億円の財政赤字の岡山県は、県庁職員の給与も上がり、期末手当もやっぱり出ますが、なんで、これでもつのですか?・・・・もつわけねーじゃねーか。それだけのことです。 ある意味、実に夢がない話なのです。 敢えて言えば、今の40才代は、これからの20年間、地獄にはまるぐらいに考えておいて丁度良いのかもしれません。それが高度成長期の恩恵を受けてきた報いであり、子ども達への責務です。 もはや右肩下がりの時代と闘うしかないのです。それが、「僕たちの時代」です。 岡山市の政令指定都市化も、財政問題で論じず、薔薇色論を展開するから、迫力がないのかもしれません。 国民の生命自由財産、あるいは、国益、すなわち、国家にとって一番大切な国防に関しての国会議員の疑惑については、私は、心底腹が立っています。地方のことは、どうなってるのよ?と思いますが、こっちはこっちで、やらなくてはいけないことがあるのです。 それでも、やはり、最後は、国に決めて貰わないと、どうしようもないのです。期待もするし、ジレンマでもあり、ともあれ、州議会議員の第1号に、名を連ねることが、県議会議員佐藤真治の夢であり、果たすべき責務であると考えています。 そこまで、議員は辞められませんので、どうか続けさせて下さい。 ともあれ、明治以来の時代の変わり目に、我々は立っていると思いたいです。 | ||
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