2005年7月5日(火) 【所得公開】

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 薄氷の郵政改革法案通過。一昨日の夜の三光荘での片山参議院幹事長のご発言が、しばしばTVに出て、我が党内部のことながらハラハラドキドキと盛り上がっていますが、それにしても、10年以上先の話ですが、このタイミングで、実に争点が見え難く、参議院の第2ラウンドへ。いわゆる「抵抗勢力」とは言えないように思います。

 本日の新聞各紙に所得公開というものが出ており、議員報酬以外に収入がない者が9人ということで、当然、私も、その中に入っております。4年ごとに、死刑台に上がりますが、肥満できるほど十分な生活をさせて頂いているので、ありがたいことです。
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     ↓ 詳しくは

 議員の所得格差は、3倍以上ありますが、議員以外に、会社を経営されたり、社員である方は、当然収入が多くなります。それでも、例えば、お連れ合いにも、役員手当てが入れば、家としての所得総額は、また全く異なるのではないかしら。

 また、この所得公開は、微妙なものがあり、例えば、後援会や政治資金管理団体に頂いた浄財(私の場合54万6400円)というものは併記されていませんし、政務調査費等別に支給されているものもあります。政治団体の入りが多いのなら、個人所得がまるまる個人に入るのかもしれません。なお、政治団体の収支は、選管が、一般公開しています。


 注目すべきは、県知事の所得が、岡山市長よりも、700万円以上少ないということで、県財政の厳しさを反映して思い切りカットされた石井知事の潔さには、県民として拍手を送りたいところです。


 いずれにせよ、故桂枝雀によれば、お金同士は、親近性が強く、あるところには、どっとあって、ないところにはないのだす。逆にいうと、あるようになるとあるものなのでしょう。


 また、4月頃には、個人情報保護にはおかまいなく資産公開というものもありました。私は、これが好きではありません。
 特に、健全な努力によって積み上げられた資産家の人もいるでしょうから、多い少ないを一概に論じられませんし、要は、公職に就いて以降の資産の増減こそが問題なのではないでしょうか。

 ところで、昨春に父が亡くなり、私にも、相続遺産があるのではないかという方もあられるかもしれませんが、私と妙に声が似ている花田勝氏同様、一切の相続放棄をしています。ですから、本当に土地、家屋等なく、借金もなく、お気楽です。
 ただ、議員だったら、こういうプライベートな説明もしなくてはいけないのかな?と、疑問にも思います。


 話がらり変わって、長嶋氏の「復帰」は、多くのリハビリで戦う脳梗塞患者や家族に、感動と勇気を与えました。さすがに、ミスター。どんなホームランよりも、大きなホームランです。
 それでも、同じ頃、同じ病で倒れた父は、還って来ることはなったなぁ・・と思ったりもします。こういう見方もあるのだなぁ・・・。

 立場によって見え方が変わったり、作用・反作用の法則で、これをすれば意外なところから意外な反応があるものだなぁ、という社会の難しさを最近しみじみ感じております。

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