2013年3月26日(火) 【岡山2区も衆院選無効?】

 春の青空の一日。

 本日は、広島高裁岡山支部で、岡山2区も衆院選無効の違憲判決。
 判決の効力に猶予は設けておらず、判決が確定すれば選挙がやり直しとなるものですが、被告の岡山県選挙管理委員会側は上告するとみられ、確定しなければ同区の選出議員は失職しません。
 昨日の広島高裁に続き2件目で、他にも、6高裁・高裁支部で判決があり、全て違憲と判断されました。

 確かに、小選挙区の区割りを人口だけで考えると、比率がおかしくなりますが、行政単位や文化・歴史等考えると、美しく、人口だけで割り振りできるものではありません。
 また、面積そのものは広大でも、人口が少ない過疎地域の声が、相対的に弱まる恐れもあります。
 個人的には、少なくとも、各都道府県にあらかじめ1議席を配分するということは、あるべきことだと思います。

 ただ、選挙権の価値に不平等を生じさせると言われれば、そうなのですが・・・。
 人材の供出を受け、エネルギーや食料どころか酸素すらも消費するだけの都市部の声が強く反映されるということは、トータルで見ると、バランスを維持するといえるのか・・・。

 同じ問題は、議論が本格化する県議会議員の定数問題にも波及します。

 桜木健一=『青春の刻』http://www.youtube.com/watch?v=s0CFJH641WE

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