2013年3月6日(水) 【財政危機宣言への思い】

 本日も気持ちの良い春の朝、水曜日恒例のモーニングセミナーからスタート。
 その後、福島で街宣。

 本日は、一般質問3日目。49回目の一般質問を終えました。
 前議会に比べれば、遠慮がちとはいえ、大部になりましたが、一番確認したかったことは、総務委員長として、もがき苦しんだ2008年6月2日の「岡山県財政危機宣言」に対する意識です。

 あの年を決して私は、忘れません。一方で、翌年の岡山市政令指定都市移行に向けて市と調整をしながら、県は、さらに厳しい行財政構造改革に突入。そして、年末には、倉敷チボリ公園が閉園。

 あのときの悔しさ、切なさ、申し訳なさ・・・。あれから、必ずしも、危機的な状況は脱していませんし、むしろ、今後、益々厳しい状況になっていく中で、いわば子育て世代、同世代の伊原木知事と我々議員の責任は、極めて重いです。

 その部分の抜粋は、下記の通り。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 1 平成25年度当初予算等について

(1)岡山県財政危機宣言等
(問)
 本県は今も財政危機を乗り切っておらず、むしろ、少子高齢化に伴う社会保障費の増額など、今後ますます財政は厳しくなる。知事は本県の財政状況が厳しいことを知っていたと思うが、岡山県財政危機宣言について、現状を含め、どのように考えているのか伺いたい。

(答)
  岡山県財政危機宣言等についてでありますが、平成20年当時、年400億円近い収支不足が見込まれるとともに、臨時的な対策も限界に達したことから、宣言を行ったものと理解しております。
 現状については、先般お示しした収支見通しにおける収支不足額が大幅に縮小しているなど、これまでの改革の取組により、県財政は当時と比べ改善していると考えております。

 しかしながら、新年度予算編成にあたり、臨時的な歳入対策を行わざるを得ず、その後も収支不足が見込まれるなど、本県財政は厳しい状況にあると認識しております。


(2)赤字予算
(問)
 なぜ、民間では考えられない赤字の予算、しかも72億円もの収支赤字について、議会の議決を求めることをやむをえないと考えるのか、伺いたい。

(答)
 次に、赤字予算についてでありますが、知事就任が昨年11月であり、既存の事業などについて大きな変更ができる時期ではなかったことから、当初予算編成にあたっては、要求上限を設け、事業の選択と集中の徹底を図ることなどにより歳出の抑制を図ったところであります。

 その上で、地方財政対策を見極めながら、一定の財源不足に対しては、これまでの改革の取組により確保した活用可能基金により対応することとしましたが、地方公務員の給与削減を前提とした地方交付税の減額の影響などから、財源不足額が72億円と拡大し、苦しい予算編成となったところであります。

 新年度においては、効率的な事業執行や税収をはじめとした歳入確保に努め、収支改善を図ってまいりたいと存じます。


(3)裁量の範囲等
(問)
 知事は、今議会で「知事の裁量が及ぶ範囲が限られる」と言ったが、県民の期待を受けて直近の選挙で選ばれた県政のトップリーダーの裁量が、何の根拠で、何によって規定されるのか。



 また、知事の思いを阻むものに対して、具体的にどんな行動を取るべきか。さらに、議会に何ができるのか、併せて所見を伺いたい。

(答)
 次に、裁量の範囲等についてでありますが、社会保障関係費のように法律等の規定により支出が義務づけられる経費が大きな割合を占め、また、今回の地方財政対策のように地方交付税が一方的に削減されると収支に直結するなど、国の政策の影響を強く受けざるを得ないということから、知事の裁量が及ぶ範囲は限られているという感想を持ったところであります。

 これに対しては、地方分権の推進により、地方が自らの判断と責任で地域の諸課題に取り組むことを可能とすべきであり、併せて、国と地方の役割分担に見合った形で地方の安定的な財政運営に必要な財源を確保するための地方財政制度の確立が不可欠であると考えております。

 こうした改革が早期に実現するよう、全国知事会等と連携しながら、国に対して働きかけてまいりたいと考えておりますので、議会におかれましても、お力添えを賜りますようお願いしたいと存じます。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 しかし・・・疲れたなぁ・・・。
 中村雅俊=『ただお前がいい』http://www.youtube.com/watch?v=L5gf62jG2Fc

Copyright (c) 2013 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp