2012年5月25日(金) 【不思議なPCB処分】

 本日は、雨が降る中、朝一で、千両街道で街宣。外環状道路も、用水路上が灌漑期にあわせて暗渠になりました。

 本日は、総務委員会。

 6月補正予算協議額について、各部にわたり、総額9億円を越える塩化ビフェニル廃棄物(PCB廃棄物)に係る処理を日本環境安全事業株式会社(JESCO)に、委託する経費が計上されました。

 平成13年に、特例措置法が通り、28年7月までに、処理する事業者の責任が課せられたのですが、期限が近づけば集中するだろうと、段階的に処理しようということで、昨年度の収支改善分を財政調整基金に積み上げました。

 そして、JESCO側から、今なら処理が可能なので、ここで、予算化することになったということですが、非常に嫌な話です。
 県が、行革をした成果が、株式会社の収益になる・・・今時、こんな話があるのか?




 そもそも、JESCOは、100%国出資の会社で、法律上唯一PCBが処理できる株式会社。独占企業です。全国に何ヶ所か処分工場があり、西日本分のPCBは、北九州の工場で処理することになっています。
 競争に晒されておらず、例えば、1sあたり、29400円で処理。これは、もろ「言い値」です。


 昨年末、倉敷の県立高校で、保管していたPCBを含む廃棄物が行方不明になっていたことが判明しましたが、30年来の問題で、岡山県の持つPCBを含む廃棄物の処理には、総額13億円かかるとされていて、まだ4億円、血税が、必要になります。

 法律に決められたことですから、民間の模範となるように官公庁が先に行うということですが、久方ぶりに、気色の悪い話です。


 午後には、昨年の台風で大きな被害の出た長谷川について、地域と市役所の方々と確認に回りました。砂防指定されている河川だけに、県の役割も大きく、市との役割分担が、大きな課題です。
 この点の調整を行う事は、高潮対策も含めて、私にとっても大きな責務です。

 夕刻には、岡山県ペストコントロール協会の定例総会。


 さらには、岡山南商工会の通常総代会へ。ここで、一会員にならさせていただいたのですが、来賓挨拶の機会を頂きました。

 いわば、佐藤陶器店の終焉の地は、今の南警察署の場所にあった泉田配送センターです。私は、次男でもありますし、陶器屋の再興がしたいわけではありませんが、創業の気概はあります。
 中学2年生の頃の強烈な思い出ですから・・・。

 一方で、商工会議所には、事務所として所属はしているのですが、政治活動を主にする立場としては、残念ながら、YEGの活動には、憧れは持ちつつも、会員として直接参加できません。

 ただ、商工会の場合は、個人会員というものがあり、むしろ、地域住民という立場で、参加が可能です。したがって、まつりの設営等は、当然行くべきだということになります。
 もちろん、議員として、県からも応援すべきことがあるのは当然ですが。


 今回お声掛けいただけたのは、本当にありがたいことです。

 ちなみに、議員という肩書きは、ライオンズは良いけれども、ロータリーへの入会は、認められないということがあります。
 その点、JCは、寛容であったように思いますし、専門店青年会も、倫理法人会もありがたいのですが、しかし逆に、議員でなく、経営者として入会したかったと思った事は、数限りなくあります。

 もっとも、私自身、茶碗屋の倅であるという意識は持っていますし、創業者の側面もあると思っています。・・・・必ずしも、商いということでは、成功は、していないですが・・・。
 生まれ変わったら、今度は、思い切り、経営者として、商売をやります。


 さだまさし=『道』 http://www.youtube.com/watch?v=j4WTPm9uU-c

Copyright (c) 2012 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp