2012年2月6日(月) 【来年度予算編成に向けて】

 本日は朝一で、妹尾で街宣。意外に雨は冷たく、もちろん、声は、かすれており、正直なところ、さすがにちょっときつかったです。体調は良いのですが、喉だけが不調です。

 本日は農林水産委員会。事前審査制をとる中で、農林水産部の予算協議が事実上終わったということで、本会議に入っての審議は、逆に反映され難いというデメリットはあります。


 ところで、来年度予算については、今年度比1・8%減の約6485億円になります。


 一方で、医療・介護・子育て支援などの社会保障関係費は、この10年間でも、医療費(国民健康保険費、後期高齢者医療費・老人医療費)が約3倍、介護関係(介護給付費負担金)が約2倍、その他(自立支援給付費、精神障害者自立支援給付費、生活保護費)が3倍と、増大しています。

 かように、全体でも、この10年間で2・5倍増の来年度約753億円となる社会保障関係費ですが、実は、子ども(児童保育費、児童保護費、児童手当費)に関しても、3倍と伸びてはいますが、全体での割合は、伸びてきているものの、約10分の1です。

 少子高齢化の時代に、この社会保障費の増大は、地方にも重くのしかかってきているのが、実態です。

 一方で、県債残高ですが、この10年間、9693億円と1兆円を割り込むほど減ってきているように見えます。

 ただ、後に、国からの交付税で補填されると言われる臨時財政対策債は、年々伸び続けており、県債残高は、来年度は、約1兆3765億円と予想され、減っていると言えるのかどうか。

 なにより、本当に、臨時財政対策債を国が補填するのでしょうか・・・・。不十分な三位一体改革に騙されたような気もする地方としては、なかなかすっきりと信用ができません。

 そういう意味では、国との折衝能力というのが、地方のリーダーには強く求められます。

 JAYWALK=『心の鐘を叩いてくれ』
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