2011年6月25日(土) 【どうする林原駐車場用地】 | ||
猛暑。本日も朝から中畦で街宣。
その後、岡山県防衛協会定期総会。三軒屋も日本原駐屯地の自衛隊員も激務の被災地から戻ってこられました。本当にお疲れ様でしたと心から労いたいですし、復興には、まだまだ時間がかかります。少なくとも、政治が、足を引っ張らないように、全力を尽くします。 その後、会長を務める岡山県バイコロジーをすすめる会の総会。自転車を機軸に考える会ですから、エネルギー問題、健康、晴れの国岡山、平地が多く、自転車道の整備・・・・どう考えても時期に適った会なのですが、やはり思い切った組織替えが必要だと思っています。 議員が会長の場合は、理事長がいて、事実上切り盛りするようでないと、かえって挨拶だけする会長が、会の発展を阻害する要因になりかねないという思いがあります。私も、肩書きが必要なわけではないです。 行政との関係を考える上でも、NPO法人化の必要があるという結論に達しております。 さらに、岡山県看護連盟総会。今は、男性の看護師も多いですが、命の現場に関わるプロの集まりですから、混迷する政治状況の中でも、文字通り、男気というべきか、女の道は一本道というべきか、はっきりと見事に筋を通される尊敬すべき団体です。 我もかくありたいものです。 さて、昨日の一般質問については、中国銀行株主総会でも取り上げられていたということで、林原駐車場用地等について、今朝の山陽新聞朝刊では、大きく取り扱われていました。 また、敬愛するオカニチさんによれば、『会社更生法が適用された林原(岡山市北区下石井1丁目)所有の岡山駅前駐車場用地(4万5千平方メートル)について、静観の姿勢を強調した。佐藤真治氏(自民)は積極的な対応を求めたが、石井知事は県の立場を説明し「市町村がプランを立てるのが基本」と述べた。』とのこと。 正確には、 『 駅前の広大な土地への対応についてであるが、この土地は、岡山市のまちづくり はもとより、岡山県の将来の核ともなる極めて貴重な空間であり、市及び県の発展に つながる土地利用が行われることを期待し、また、強い関心を持っている。 今後とも、会社更生手続の動向を注視するとともに、まちづくりの主体となる市か ら相談があれば適切に対応してまいりたい。』という答弁でした。 一方で、県庁舎の耐震化について、 『 県庁舎の耐震化等についてであるが、東日本大震災を受けて、防災対策拠点の早 期強化が求められている中、これまでの東棟増築や西棟耐震改修の状況、厳しい財政 事情などを考えると、巨額の費用を要する移転・新築よりも現県庁舎の耐震化の方が 現実的である。 また、30年後の県庁舎については、道州制が実現できているとしても、物理的な 限界である 築100年が迫っており、知事公舎も含め、実際にその時に何に使われ ている確たることは申し上げられない。 』という答弁がありました。 これは、「県庁舎の耐震化構造をはかり、現在地に向こう30年以上県庁舎がある よりは、現在地の土地を売却して、産業観光ビルを建てる。そして、林原駐車場に、 県庁舎は移転して、市役所は分からないが、州政府の建物、国の出先機関、国際機関 を誘致するようなグランドビジョンの中で、物事を考えるべきだ。さもないと、向こ う30年間、必ず内山下に県庁舎があることで、岡山市のまちづくりの阻害要因にな りねない」という、再質問での私の発言に、結びついているわけです。 もっとも、知事の再質問の答弁は、「州都を誘致するという話は、道州制の議論を 阻害するので、できない。まちづくりは、一義的に、市町村の役目だ。この議場も耐 震化できていないので危ないぞ。だいたい自民党の代表質問で、県庁舎耐震化しろと いったのではないのか。」といった内容でした。 これは、ガチンコのライブのやり取りですから、個人的には、格好悪い答弁だった と思います。耐震化するという以上のビジョンが無いわけですから。 私としては、州政府の建物を誘致とは言っておりますが、州都を誘致と言っており ませんが、「うちの子供は、10歳で、30年後のことは分かりませんなどと、子育 て世代としては、言えません。」などと言ってしまっており、再々質問には立ちませ んでした。 ともあれ、残ったのは、駅前の林原駐車場については、県は主体的には関わらないということだけ。 海外資本がどこまで入るかということでもありますが、全てを民間に委ねてしまって良いのかな?国、県、市、財界、地域、市民が一体となって、よほどしっかりしたグランドデザインを描いて、特に、リーダーシップを発揮して、政治が動くべき場面だと思います。気にならないのかな??? 新井満=『この街で』 http://www.youtube.com/watch?v=OQyKcZNttR8&feature=related | ||
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