2011年6月11日(土)
【内尾グランドとメガソーラー】

 本日は朝一で、藤田で街宣。梅雨らしいと言えば、梅雨らしい空模様。

 ところで、4月30日(土)【メガソーラー誘致について(内尾グラウンド)】に書いておりますが、岡山県による大規模太陽光発電「メガソーラー」誘致について、事業計画の提案を前提とした事前登録に、23社から応募があったことを県は、昨日、発表しました。

 県が公表した9市町20ヶ所のうち8市町の16ヶ所に、希望があり、一番人気は、玉野市の塩田跡地・田井の8.3haに、13。そして、問題の内尾グラウンドにも、希望が、6。

 事前登録は、希望する候補地と社名のみで施設の規模などは不明。提出を受ける事業計画は、それぞれの土地を所有する県、市町、民間企業で内容を審査、個別交渉に入るということになれば、県有地の内尾グランドは、県直轄事業ともいえます。

 それにしても、内尾グランドは、利用頻度が高く、希望があるのを素直には喜べません。ファジアーノの練習場なら、まだ分かりますが、目玉施策とはいえ、あまりにも唐突な話です。

 もちろん、全国挙げての誘致合戦になっていますから、営業力の弱い岡山県も、「晴れの国」の誇りにかけて、メガソーラーの誘致は推進すべきですが、なんで活用されている土地を使うのか?平日の朝にでも見て、こりゃ使われていないとでも思ったのか?あるいは、金銭に換算できる収益が上がらなければ、無駄と思えるのか?県行政の基本的な認識を問いたいです。

 児童会館の時もそうですが、安易に子ども達の可能性を奪おうとすることに、疑問があります。


 協働どころか、「新しい公共」の名の下に、NPO等に対して、行政の下請け機関化を進めたいような態度もそうですが、どうも、最近、県行政の「お上」化が、進んでいるように思えてなりません。

 血税からなる予算や土地・建物は、知事はもちろん、県という名の法人格があって、「お上」が所有しているわけでなく、そもそもが、県民のもの。預かり物です。いわば、県行政は、指定管理者で、それが、こういう一方的な手続きで、県有地の処分の方向が決められる根拠が、私には、全く理解できません。
 行財政構造改革をしていること自体が、言い訳や、驕りになっていないか?


 行財政構造改革は、大義ではありません。

 例えば、ファジアーノ岡山の支援どころか、他県以上に、クラブチームから、施設使用料を取り、ファジがあるからこそのネーミングライツでも、その利益をスタンドに還元しない感覚自体、解せません。都合よく利用して、ファジで、結局、行政が、儲けていないか???
 要は、行財政構造改革は、金は出さない、しかし、取るべきでなくても取れるところから金を取るという、魂のない金銭至上主義に、陥っているように思えます。


 どうせやるなら、孫さんも驚くぐらい、もっとでっかい規模で、メガソーラーを誘致を考えるべきでは。


 本日は、自民党県連合同会議と重なって、4月末までポスターで告知していた自民党街頭演説会は、弁士がそろわず、中止。お詫びのため、サウスビレッジ前で、ひとり。


 どんよりした思いを6月定例会一般質問に向けて昇華させます。

 若旦那=『守るべきもの』 http://www.youtube.com/watch?v=8kwK_pwwz_Q

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