2010年12月15日(水) 【北風】 | ||
朝一で、ファーマーズマーケットサウスビレッジ前で街宣。猛烈な北風。
あまりにも寒すぎて、1時間持ちませんでした。復活に一日かかったような感じです。 一昨日の県立高校における自販機(自動販売機納付金制度)について、以前は、各学校のPTAに対して、自販機の土地を使用許可(使用料免除)し、PTAが事業者と契約して、自動販売機を設置していました。これは、行政財産の目的外使用かつ法的根拠の無い転貸状態であったとのこと。 また、自販機の売り上げにかかる収益については、PTAが収入し、PTA活動や購買の運営費等に充てていました。これについても、監査から、使途が明確でないと常に指摘があったとのこと。 そのため、自販機の売り上げにかかる収益については、県が召し上げる制度を現在県立高校55校のうち、52校、計269台の自動販売機で、導入。 PTA会計が減収となるため、平成20年度にPTAが収入していた3000万円を県予算として確保し、20年度実績に応じて、各学校へ配分している状態です。 ところで、販売単価は、従来から生徒の福利厚生のため定価より安く設定しているところが多いため、従来の単価での販売を入札条件をすることが可能として、この制度が導入されています。 実は、平成20年度実績に比べて、販売が集中する6月から9月の売上額が、約2億3328万円から、約1億834万円と半分に落ちています。しかし、収入額は、約3089万円から、3299万円が、増加。 そのからくりは、納付金率が、売上に対して、13.2%が、30.4%に急増したことにあります。 売上げが下がって、納付率が上がるということは、生徒のニーズに応えられず、一方で、業者の負担が増しているということではないのか。ましてや、歳入確保対策としては、約210万円で、手間暇を考えれば、完全に失敗。 すっきりしていないことが起きているように、私には思えます。 駐車場料金の有料化が歳入確保という意味では、1時間までが無料の県庁や県立図書館は、システム導入に対して、完全に採算割れ。目的外使用が減ったと見るか、ゆっくり本が読めなくなったと見るべきか。 その他の福利厚生と歳入確保対策の兼ね合いでも、私は、成功していないように見ています。 取れそうなところからお金を取るという根本的発想自体が、違うのかもしれません。 一方で、収税強化の中で、厳しい話も、たくさん入ってきます。県民を守るべき岡山県から、北風が吹いているようです。 槙原敬之=『北風』 http://www.youtube.com/watch?v=DDQGo098ALo | ||
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