2010年9月28日(火) 【9月定例会閉会】

 朝一で、少しややこしい会議をして、本日で、9月定例会閉会。
 これから国会の議論が白熱すると思われる中、いつにも増して地味に終わりました。

 知事の閉会挨拶の中では、22日に、緊急雇用対策本部が開催され、急激な円高の影響を受けている中小企業の経営支援のため、融資枠50億円の円高対策緊急融資の創設や円高相談窓口の設置が行われることが報告されました。
 かなり重要な内容です。

 また、国の経済対策第一弾として、9150億円規模の追加経済対策が講じられましたが、今後の動向を踏まえて機動的な対応を行う第二段の経済対策に対しても、迅速・的確に対応することも、述べられました。

 それにしても、知事は、閉会挨拶でタイムリーに発言ができますが、一般質問選の後半になると、ほぼ新しい対応ができなくなる分、議会の方に、機動性がないのが残念です。
 尖閣諸島の問題は、高度な政治的判断を伴う話ではありますが、結局、地方議会独自の方向を出す議論すらも、なかなか行えなかったのが現実です。

 今後も、地域主権関連三法案の早期成立や、国の出先機関原則廃止や、ひも付き補助金の一括交付金化(地方からすれば、この内容も、極めて怪しいのですが)などの実現といった、政府に求めるべき課題も多く、委員会は開催されていますが、12月定例会まで、公の議論が地方では進まないのが、本当に、もどかしいです。
 地方議会は、国会の議論を傍観するだけで、成す術がないのか・・・。

 本会議が閉会すると、何十回一般質問を行おうが、いつも空虚な気持ちに襲われます。

 猫=『各駅停車』 http://www.youtube.com/watch?v=V9T8cp-4Ass&feature=related

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