2010年1月26日(火) 【歳入確保対策】 | ||
朝一で、ファーマーズマーケットサウスビレッジ前で街宣。風邪気味で、元気が出る平田食事センターの駐車場で、気がついたら爆睡してしておりましたが、頭はガンガンしつつも、穏やかな天気の一日でした。
ところで、一昨年の財政危機宣言を受けて、昨年の4月1日から始まった財政構造改革ですが、前総務委員長としては、当然責任があるものの、その歳入確保対策については、ちょっと思うところがあります。 私はそういうところに務めたことはありませんが、ある程度の規模の会社には、非常に安く食事ができる社員食堂なるものがあり、売店が市価より少し安かったりする「福利厚生」というものがありますが、今回歳入確保の観点から、そうした福利厚生にも、ある意味切り込んでいます。 今どき、基本的に終身雇用が約束されること自体が、最大の福利厚生であるという考え方もあるでしょうが、共済組合が無償で営業していた庁内の自販機、売店、食堂の売り上げから、いわゆる所場代をとるという方向転換です。 その流れに沿って、この度、庁内に、土日祝休みで、朝8時から夜7時までのポプラさんの洒落たコンビニがオープンします。 来庁者も限られていますし、多くは、給与カットされている職員がお客であり、採算面を考えると、つまり最終的には、民間がコスト削減をした成果で、県の歳入確保を行う仕組みのようにも思えます。 今までも、共済組合事業への税金投入は極力減らしてきておりますし、既得権益と言えるほどの大きな入りがあったわけでもありませんでしたが、歳入確保としてメスを入れることで、逆に、民間に無理が強いられているような気もします。 いずれにせよ、福利厚生は、コストとして削っていく考え方です。 食堂の厨房の改装が行われれば、公募のプロポーザルで業者さんが決まり、5月からの食堂で、大好きだった県庁カレーが復活するかどうか分かりませんが、一方で、例えば、県立高校の教員駐車場も有料化しようという話もあり、一方で、指定管理料を値切り倒すような傾向もあり、後楽園は65才以上も有料にしようと・・・・なんか殺伐としてきたなぁという気がしないでもありません。歳入確保対策というのは、こういうことなのかなぁ・・・。 この流れならば、議員駐車場も、確かに無くても良いのかもしれませんし、有料化を覚悟すべきかもしれません。 それでも公務員の方が遙かに良いじゃないかという御意見が大勢だとは思いますが、民間がどんどん元気になって、相対的に、公務員は給料が少なくて気の毒だねと言って貰えるだけの景気回復がなされないものかしら・・・。 そのためにも、本来は前提でしかない行革でのカットを仕事にするのではなく、法人税収が上がるように、パイを広げる政策に胸を張れるようでなければ・・・。 ともあれ、基本的に、民間に「儲けて頂く」ことと、行政が「儲ける」ことは方向が違うわなぁ・・・。 寒い日が続きます。随分とお達者で。 http://www.youtube.com/watch?v=qaPIoxD3sHY | ||
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