2009年11月30日(月)【11月定例会がスタート】

 11月最終日。今朝の浦安での街宣は、心なしか暖かったです。
 今日から11月定例会がスタートしました。

 まずは、知事の所信表明演説とも言える提案説明。その後、提出議案と議員発議で、全会一致で、県職員および議員の賞与カット決定。あるということだけでも、本当にありがたい話です。

 さらに、「国として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書」や「地方財源の充実強化等を求める意見書」が、緊急採決されました。

 特に、前者は、民主党と政権の一元化で、行政への要望等を同党が一元化して受ける方針に対して、県内の地方六団体の代表者からも、「国の声が本当に地方に届くのか」批判や不安の声が上がっているのを受けてのものです。

 とりわけ、岡山県では、あくまで中央省庁に提案に行くとした知事に対して、その阻止を図り、あげく「頭を冷やせ」と暴言を吐き、全国ニュースにもなった知事と民主党岡山県連代表のバトルがあったわけですが、民主・県民クラブ所属議員以外は、全員賛成。

 実は、県選出の一部の民主党の現職国会議員ですら、この方針に不安を持っていると理解しておりますが、政治(選挙)と行政を一緒にして、行政への窓口を閉ざすことは、民主主義の本旨に反し、国民の請願権を侵害する憲法違反の行為です。

 ちなみに、原口総務大臣もこの件には否定的で、前原国土交通大臣も、知事の提案を実際に会って受けています。

 また、後者は、三位一体改革で、地方交付税等が、約5.1兆円削減される一方で社会保障関係費が、この6年間で4.2兆円の大幅な増加になっており、しかも、来年度は、景気低迷で2兆円規模の地方税収の落ち込みが懸念されているにも拘わらず、例の事業仕分けで、地方固有の財源である地方交付税について、抜本的な見直しを行うべきとの方針が出されたことを受けてのものです。


 また、私も議会で申し上げ、「岡山県警察署の名称、位置及び管轄区域に関する条例」案が提出されていますが、長年の懸案である西川での所管の区分されていたものが、ざっくりと岡山駅で区分されるようになります。
 ただ、政令市の区割りとは、一致はしていません。

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 散会後、自治功労者に対する表彰状の伝達ということで、全国議長会から、10年勤めた7人の3期議員が、表彰状を頂きました。

 記念バッヂと互助会から御祝いを頂きましたが、議員の互助会は、結婚式と亡父の葬儀でもお世話になっています。健康診断も行かなくちゃ。ただ、基本的に、元が取れていない気がします。

 もっとも、私の場合は、10年経って、双六のサイコロを振ったら、「振り出しに戻る」という感じです。過去をしっかりと踏みしめながら、見果てぬ夢にこだわりを持ち続けていく、だからこそ、馬場俊英のアルバムのタイトルは、『延長戦を続ける大人達へ』なのです。
 延長戦を初心に立ち返り続けていく機会が頂けたこと、そういう意味では、本当にありがたいことです。

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