2009年11月21日(土) 【デフレ宣言】

 気持ち良い秋の朝です。

 新政権の動きについて、国民の皆様に、言いつけちゃうぞ的に野党が憤慨してみる姿は、もはや情けないの一言に尽きますが、それにしても、国の省庁への陳情・要望の民主党県連を窓口に、党本部で一元化して受け付ける傲慢な姿勢に対して、県執行部が例年通り、直接、省庁に要望活動に行くのは当然です。
 また、民主党県連に、ある首長が、抗議に行かれたことも伺っています。
 「地方政府」は、毅然たる態度を示すべきです。

 敢えて言えば、民主党の数名の県議会議員、とりわけ、一期の議員が多いわけですが、彼らに対して、県政の代表が、「お上」に対するように、頭を垂れる理由はどこにもありません。
 なにか勘違いしているのでしょうか。

 国と地方は、対等協力関係にあるはず。地方主権の本旨に反して、財源を握った中央政権与党が、地方政府に対して、ある意味、選挙目的で、圧力を掛ける姿勢には、地方を守る者として、我慢がなりません。


 それにしても、自民党中央も効果的なメッセージを発するべきで、政権復帰をしたいから、手法が間違っている、揚げ足を取ってやると抗議しているようにしか見えず、何を守りたいのか、よく分かりません。

 単純に、潔く、格好良く、誇り高い野党になっておらず、どこかで、すぐ政権に戻れると思いこみ、今が仮の姿とでも思っている「与党ボケ」があるんじゃないでしょうか。こんなことなら、永久野党です。

 ともあれ、コップの中の戦争ごっこを国会でやって貰うだけの暇はありません。強硬だろうが何だろうが、国民に良ければいいじゃないかと思っていたら、小沢幹事長の鶴の一言で、方向転換するのも解せませんが。
 つまり、皆さん、何がやりたいのか?????よー分からん。


 ところで、誰もが分かっていましたが、ここでデフレ宣言。ユニクロさんの新聞の折り込み広告を見て、その御努力に畏敬の念を覚えるとともに、ここまで値段が安くなると、様々な影響があるなと感じられた方も多いのではないかなと思います。

 物価が下がれば、消費者としては助かるわけですが、結局、価格が下がるということは、それだけトータルでは、経済の規模が縮んでいくことになります。

 第一次補正予算の5分の1を凍結して、その結果として、GDPを0.2%下げて、しかし、その凍結分を財源に、二次補正予算を組んで復活させるということですが、削減、削減が、有効な景気回復のメッセージになっているでしょうか。

 もちろん、行財政改革として、切り込んでみせれば、公務員の方々は、それで仕事にはなるのでしょうが、民間にしてみれば、行政の無駄を廃するのは、あくまで大前提であり、そこから、どのように民間が潤い、元気が出るような施策を打つかこそが問題です。
 行政の無駄を廃するのが仕事で給料が貰えるのは困ります。政争に明け暮れるのが仕事なら、なおさら困ります。

 その意味では、国のみならず、岡山県も、絶対に成長するぞというメッセージが出せておらず、相変わらず、行政機構の改革で、お茶を濁しているように見えます。
 そりゃあんまり県民の暮らしには、関係ネーよという話ではないかなぁ・・・。元気が出ねぇぞ。

 なにせ世間は三連休?。ともかく元気が出ることを考えます。
 またまた馬場俊英=『いつか君に追い風が』
 http://www.youtube.com/watch?v=ScuvV4EikZ0

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