2008年11月18日(火)
【『岡山県行財政構造改革大綱2008(案)』発表】

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 今日の議員総会で、先般来、萩原代議士が動かれていた自民党県連中小零細企業金融対策本部(仮称)の設置が承認されました。相談と言うよりも、連絡調整になるかもしれませんが、窓口等、追い追い詳細をお伝えさせて頂きます。

 県で言えば、信用保証協会が直接の絡みもあるわけですが、年末に向けて、この景気。残念ながら、企業にとって、不測の事態も起きつつあります。その対応を県連でも行わさせて頂くということです。
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 本日は総務委員会。
 一般財源で単年度の削減効果額396億円の「財政構造改革プラン」が発表されました。素案段階の405億円に比べて事務事業見直しなどで9億円後退?し、さらに、4年間の職員給与カットによる120億円の効果も盛り込まれました。

 何が問題かというと、この議決の要らない「財政構造改革プラン」との関係もよく分からないのですが、今日、同時に発表された『岡山県行財政構造改革大綱2008(案)』が、あれこれあって、我が委員会の付託になること。
 総務委員会スーパー当たり年!

 大綱という長期、中期計画は、くせ者です。

 議員発議で、『岡山県行政に係る基本的な計画を議会の議決事件等と定める条例』を作ってしまったのですが、「県行政の全般に係る政策及び施策の基本的な方向を総合的かつ体系的に定める計画期間が5年以上の計画」については、議決するという一見良さげなことが、議会の権能を高めるというよりも、自縄自縛のものではないかとかねてから言われていました。

 今までは、執行権の範囲であったものが、ひとたび議決すれば、大綱に伴う予算等についても、議会がとやかく言えなくなるということです。
 むしろ、執行部としては、中長期計画に、お墨付きを貰うべく、そもそも議決して欲しかったということで、議会の権能を高めるとして、議員発議までして作る条例だったのか?超疑問。


 今回は、「改訂第3次岡山県行財政改革大綱」を計画機関を残して、途中で廃止して、改定でなく、さらに極端な大綱を新しく出してきて、しかも、パブリックコメントはとらないは、審議機関は短いは、おまけに数値目標が入っているは、提案してきたからには、可決すれば、連帯保証の判子をつくということで、これをまた、総務委員会で判断せよということです。

 委員長として、委員会の追加招集を決めました。他の委員会の状況も聞かないと、総務委員会だけで、こがな重要なことを決められんがな。


 ちなみに、財政構造改革の目標として、5つ。

 @収入にあわせた予算を組みます。
 A県債残高をこれ以上増やしません。
  (プライマリーバランスの黒字化)
 B同規模県と比較して最もスリムな体制を目指します。
 C行革推進債などの緊急避難的な対策による財政運営と訣別
   します。
 D今後、4年間で改革の総仕上げを行います。

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