2008年11月17日(月) 【『見果てぬ夢』】

 本日も県庁内を出たり入ったり。先ほどまで、明日の総務委員会に備えて、委員長レク。明日も、たいへんな委員会になりそうです。

 御案内の通り、昨日、職員労組、県教職員組合などでつくる4者共闘会議と、また、本日、現業の労組と合意し、来年度から4年間、岡山県は、現在は平均3%としている職員の給与カット率について、7.3%に引き上げることになりました。
 特別職の給与等についても、知事は、現行の月給15%、ボーナス30%カットをいずれも、30%カットに。副知事は、いずれも20%カット。
 当初9.5%が示されていましたが、7.3%になったのは、大阪府の7.2%を越える全国最低水準が妥協点だったためです。

 民間と比してとか、来年4月からとか、いろいろ議論はあるでしょうが、それでも全国最低水準にまでしたことは、知事の4334万円の退職金全額返上と並んで、評価されるべき事だと思います。そうした状況でも、岡山県を守り続けるという気概は、職員の方々にはあるはずです。


 翻って、岡山県議会です。敢えて、岡山県は、大阪府を基準にして、それを越える削減を断行する覚悟ですが、岡山県議会は、大阪府議会を見ていません。

 そして、我が県議会は、瞬間最大風速と信じたいですが、今、全国最低レベルの議会であると言っても過言ではありません。要は、全国最低だと思えば、なるほど、最低ということはこういう事か、最低ならしょうがないな、と様々なことに納得できます。

 ちなみに、大阪府議会は、既に、この8月1日から、月額報酬額を15%削減。出県旅費廃止。政務調査費15%削減を実施しています。
 岡山県議会は、月額報酬額7%カットを行っていますが、10%カット程度に納めたいふしがあります。出県旅費も減額はしますが定額3000円+実費に、政務調査費の額は、いじらないかもしれません。領収書添付については、いまだ議論中です。

 これで済むわけがありません。
 もちろん、私は、報酬や期末手当を減額されるのが嬉しい自虐的な性癖はありませんし、正直なところ、他に収入があるわけでなく、先行きの不安ばかりですが、それでもしかし、財政危機宣言以降の議会の鈍い対応が良いとは、全く思えません。

 ただ、ツケは大きく回ってくるはずです。神様は見ていますから。早晩、良いことにならんだろうなぁ、という気がしております。

 それでも、ここから先は、『見果てぬ夢』を行きましょう。まだまだ、ここからです。
http://jp.youtube.com/watch?v=MCL4cA7hhPo&feature=related

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