2008年9月24日(水) 【麻生内閣スタート】

 本日は朝一で自民党青年部局の街頭演説をJR岡山駅前で。麻生内閣がスタートする今日、期待感を醸成するための演説というのは非常に難しく、地方からの要望を言っていたように思います。今日の秋の空のようには、なかなかすっきりしません。

 現時点で、新内閣の顔ぶれは分かっておりませんが、清新さもさることながら、切実な状況に、いかに真摯に対応できるか、正直なところ、ここ1年間、自民党として、街頭演説を続けておりますが、事態が好転をしているようには全く感じておりません。
 演説がへボなだけが、理由ではないような気がします。麻生内閣が最後の自民党総理の内閣になることがないよう、祈るばかりです。


 本日の総務委員会では、幾つかの請願・陳情の採択を致しましたが、やはり、財政構造改革プラン素案について、執行部が考えた削減案に対して、要望を個別に考えていく難しさというのがあります。しかし、継続審査ならば、当局に、フリーハンドを与えてしまうことにもなります。

 昼食時に、党内の財政改革PTの会合がありましたが、そもそも、4年間で400億円の削減という数字の根拠自体への不信感もあり、ともあれ、あちらこちらに、様々な形で出されている要望を取りまとめて、判断する必要があります。
 特に、昨日の副市長会では、素案は壊滅状態の猛反発を受けたようでもあり、ここからの議論は益々深刻なものになります。

 それにしても、車の両輪である議会と執行部ですが、どこかで、「しきり」ができないと、軋みながら、このまま進んでいけるのかと不安になります。
 思えば、捨て身で、威厳を持って、「仕切る人」がいるというのは、大切ですが、先が見えない状態です。こうまで全てが難しく難しくなるものなのかなぁ・・・。


 昨今の殺伐とした事件も、政治の歪みが世相に反映しているようで、収拾がつかないぐらいに、こじれてしまうところまで政治が行っては、文字通り埒があきません。
 八方ふさがりの閉塞感に、現実逃避を図りたくもなるのですが、まずは、今日は、王監督の引退をしみじみと悲しもうと思います。

 時代が変わっていきますが、自民党も、政治も、我々も、このままでは済まないのでしょう。景気という意味で、時代が良ければ済まされたこともあったかもしれませんが、笑って済まされることは何ひとつありません。

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