2008年9月1日(月) 【「誇り」の値段】

 今朝は、9時30分に、総務委員会を臨時招集。

 10時30分からの議会運営委員会の前に、「知事等及び職員の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例」案の差し替えをして頂く必要があり、委員会で事前審査。

 結果として、知事の退職金全額返上のための条例が、知事から提案されます。
 これが、財政危機宣言をした6月2日の直後の6月定例会に、知事から緊急上程でもされていれば、私の期末手供託騒動はなく、むしろ、議員全員の賞与削減にも直結。財政危機に立ち向かうために、いわゆる士気も上がったことでしょう。
 敢えて言えば、そこで、知事選挙は多選も関係なく、当確だったかも。

 しかし、各委員からは、むしろ朝令暮改を責める批判の声すら上がりましたし、言われたら返すんか?と、巷の声も厳しく、正直、せっかくの決断が、気の毒にすら感じています。

 半分でも良かったのに、2割を言ったばかりに全額になったという声もあり、このあたり微妙です。
 実に、機や気を読むのは、難しいです。しかし、政治というのは、姫井議員の例を持ち出すまでもなく、意外にそういうところで動いています。

 私は、議員としての誇りのために、賞与を差し出すことは、むしろ安いと思いましたが、4334万円でも、誇りが買えない・・・。
 決断の時機というのは、確かにあって、ただこれは御自身のことですから、それ以外にもそうなんじゃないか?と、むしろ不安と不信を与えるとすれば、県民にとって悲しく寂しいことです。

 今回の顛末を本当に誰一人、喜んでいません。

 今日の山陽新聞ちまた欄の議員定数削減を求める投稿のように、知事を責めれば、責めるだけ、議員は倍返しというのは覚悟しています。機や気は、今度は議会に問われます。


 いよいよ5日には、知事選挙立候補予定者の説明会。ここが、ある意味、最終リミットで、来週8日に、9月定例会は開会。
 明日は、「指定都市の指定に関する政令」の改正の総務大臣要望で、県市首長と議長が上京。岡山市の政令指定都市化に向けた取り組みも大詰めですが、緊張した週になります。

 多くの方から、どうなるんだ?と、電話を頂くのですが、本当に分かりませんのです。


 いよいよ新学期ですが、毎月1日は映画の日。新作も1000円でメルパも近いし・・・。『20世紀少年』かぁ・・・。惹かれる・・・。
 夏休み気分を親がさっそく引きずるようで、行くにしても、子どもには黙って行く必要があります。実に緊張感のない記述です。

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