2008年8月28日(木) 【無くすな!恐竜の滑り台】

 アンニュイなムードが漂っていましたが、延長戦に入って、やっとホームランが出そうです。時機や打撃フォームについての評価は、まちまちでしょうが、フェンスを越えて入れば、ホームランは、ホームラン。点が入ることに間違いはありません。

 もちろん、投げる方には、それはそれ、これはこれ、是々非々で、決勝でも、さよならでもないでしょうが、詳細は、明日午後に明らかになります。
 多分、少し雲行きが変わります。


 本日は、特別委員会の開催日で、子ども応援特別委員会。

 青少年の携帯電話をめぐる問題については、家庭内の約束、PTAなどの連携の重要性に加えて、販売店の協力の重要性について申し上げました。青少年にとって、有害な可能性もあることを店内ポスターで表示するぐらいのお願いはすべきだと思います。

 また、「財政構造改革プラン素案」で思い切り「廃止」と書かれた岡山県立児童会館(http://www.jidoukaikan.com/)について、お願いをしました。

 伊島町の「恐竜の滑り台」と言えば、池田動物園と並ぶ、岡山っ子の思い出の場所。隣の児童会館は、今は、小中学生以下は無料のプラネタリウムも、どこか懐かしいものがあります。
 時々、高校の帰りに立ち寄って、科学実験の機械のレバーのひとつぐらいは、ぶちめいだかもしれませんが、3年前から、指定管理者制度の導入で、外郭団体から民間団体に管理が替わり、様々な団体との交流をはじめ、雰囲気も変わってきました。

 それがここに来て、廃止。市町村に同趣旨の施設ができて、老朽化が進み、修繕費用がかさみそうだから、廃止・・・でも、本当にそれで良いのかな?

 街中の隠れた?家族連れの人気スポットであり、県内から遠足の子ども達も多いのですが、来年度以降、封鎖される可能性があります。

 私が申し上げたのは下記のようなこと。

「 職員の方々も、激しい給与カットで、削ることだけが評価されるような状況の中で、新しい発想を出す気力もないと思います。
 ただしかし、実態について知っていて、その事業がどれだけ大切か、一番思い入れがあるのも、担当職員の方でしょう。
 廃止と言ったら、もう何もない、それで良いんですか?
 児童会館という枠組みは、外れるかもしれない、しかし、都心の一等地にある施設を活かす手を考えられないですか?

 例えば、あくまで例えばですが、林原さんが、恐竜博物館を造る構想をお持ちですが、当座、恐竜の化石の展示などをお願いできないんでしょうか?外には、恐竜の滑り台がある、中には、恐竜の化石があって、プラネタリウムがある、子ども達は、どんどん来るんじゃないですか?
 民間に自由に使って下さいと、お願いしようと思ったことがありますか?どうなるか分からないですが、頼みに行ってみませんか?

 チボリもそうですが、廃止は、決して終わりじゃない、始まりです。むしろ行政から、自由になって、美しい蝶々にできるんじゃないですか?」

 うーん・・・我ながら、わりと良いことを言いました。貧しても、鈍するとは限らないのです。「泣いてからが強い子供の喧嘩」!!
 担当の方も、委員会のあとに、「子どもの頃、あのあたりに住んでいて、いっぱい思い出があるんです。無くしたくないんです。なんとかしたいんです。どこでも行きます!」とのこと。
 誰だってそうなんだ。

 委員長の小倉県議が、「それなら、活かすことを皆で考えに行きましょう。」とのことで、10月の委員会の県内調査先を変更して、委員会として、児童会館に行こうじゃないかという話になりました。
 なかなか粋で、危機的な状況ではありますが、気持ちの通う良い話です。子ども応援特別委員会の成果ができんかな。

 ほとんど勝手に、恐竜で盛り上がっているわけですが、「怪獣王子」ごっこをした世代には、当面残すとはいうものの、無くなる可能性もある「恐竜の滑り台」も、もっと活かせると思うのです。
 →http://jp.youtube.com/watch?v=je66WANK1NY


 そう言えば、桃太郎少年合唱団の練習場に、スケートリンクもあったなぁ。京山ロープウェー、池田動物園・・・我が子も2年生ですが、そんな頃、本当に賑やかでした。

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