2008年8月12日(火) 【足手まとい・・・】

 今朝は朝一で、自民党青年部局恒例の街頭演説。本日は、岡山駅前で、逢沢一郎、萩原誠司両代議士も合流され、1周年記念の特別バージョンのようでした。
 党務としては、国政選挙も近づいてきており、こうしたコラボも増えていくのではないかと思います。

 それにしても県議会議員としては、どうしても財政危機宣言から知事選挙の流れに触れざるをえず、考えようによれば、県民の皆様にお伝えしたいことが本当に多くある状況です。


 本日の総務委員会は、やはり2時間。「全国で最も厳しい水準」という言葉が、何かひどく良いことのように喧伝されていますが、これは、県民サービスの低下そのものの話であり、とても胸を張って言うべき内容ではありません。

 また、国が7月に名目経済成長率を2・1%から0・3%に下方修正したのを受け、県も、成長率をゼロに修正して一挙に財政悪化。
 一方で、19年度決算では、禁じ手と言われる特定目的基金の繰替運用で、2月補正後予算から40億円「戻ってきた」こともあり、正直なところ、まやかしとまでは言わないですが、数字で幾らでも差し繰ることができるような気もしてきました。

 事実は、ストックベースの借金が増えるだけで、3次にわたる行財政改革が手緩かったという評価は否めないようにも思います。

 次年度から4年間で、400億円の財政構造改革目標効果額とは言いますが、うち90億円は、退職手当債の発行による歳入確保であり、これは、要は借金が増えるだけで、実は、行財政改革でもありません。


 倉敷チボリ公園の今後については、もはや、県は、「足手まとい」で、倉敷市と民間の判断に委ねるべきで、口を挟むべきではないという声もありました。
 「県」は、足手まとい・・・・。切ないですが、今のままなら、様々な場面で、そうなってしまいます。



 午後には、自民党の総務選対会議も。知事選挙の候補者選びの話は盛り上がりませんでした。

 今になって、消防防災ヘリコプターについては、継続審査にすべきだった、あそこが勝負所だったという声が、チラホラと聞こえてきます。
 ある意味、梯子が外されたような気持ちもないではないですが、個人的には、「見事な恥曝しの総務委員長」として、6月定例会では、最後まで勝負をやり切ったと思っています。

 大山鳴動せず、ビビビのネズミ男のような心境です。

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