2008年7月12日(土) 【ポスト・チボリ】

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 今朝は萩原代議士のモーニングセミナーからスタート。古賀誠選挙対策本部長の講演。右肩上がりの時代ではないからこそ、政治家の心が試される・・要は、単純に、「思いやりや優しさ」が、必要なのだと感じました。

 萩原代議士も触れられましたが、岡山市の政令指定都市化について、今の私の心境は、潰れそうな岡山県という大家屋の屋台骨の一本を担ぎながら、岡山市に、早くここから出ろ!!と、叫んでいるようなもの。
 岡山市が、抜けるのをしっかりと見届けたなら、柱ごと、潰れちまうかもな・・・。でも、また建てればええが・・・。
 そういうロマンがあっても良いと思います。岡山県も岡山市も愛しているから。

 また、県の財政危機について、どうもまだ、きっちりと、各代議士に対して、県からお願いがないような印象を受けました。
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 倉敷チボリ公園については、公園部分を分離しての貸借も可能というクラボウの意向を受けて、倉敷市長が、市議会代表者会議と協議。その結果が、倉敷市長から、県に回答されました。

 先般7日の我が総務委員会の「市が主体にならないと県はできない。市に運営して頂きたい。」旨の当局の発言からも、県の考え方に変化はなく、「県の主体的な関与がなければ、市の支援の検討はできない」という、市の立場と乖離している。
 「チボリ公園問題については、県の責任において最後まで解決して頂きたい」と考えている。

 ・・・・・・・しごくもっともな回答だと思います。

 さらに、
 今後、県が土地を返還し、クラボウが主体となり新たな開発をすることになった場合、市としては、その開発と整合性がとれた形で、市民の憩いの場となるようなスペースを確保していただくとともに、緑地の多い開発をして頂けるよう協議したい。

 花と緑を残すということについても、倉敷の顔としてのまちづくりの観点からふさわしいものとなるよう、「ポスト・チボリ」の在り方について、市議会や市民の皆様の御意見をお伺いしながら、クラボウと一緒になって考えていきたい。
 とのこと。

 ・・・・・・・しごくもっともな回答だと思います。

 特に、『県の責任において最後まで解決』という言葉は、非常に重いものがあります。さらに、インタビューで、県から動議があれば、解散に賛成するしかないと、倉敷市長は明言されたようです。

 ババ抜きのババは、これで全て県に帰ってきました。


 こうなると・・・・一番賢かったのは、倉敷市のような気もしますが、政令市岡山市、中核市倉敷市にとって、いよいよ県って、頼りにならないという印象しか残らないような、一抹の淋しさも覚えます。

 と言うよりも、これから先、市町村も、県の事業には、危なかしくって乗れない・・いくら交付税措置するからと空手形を切られても、県が国の事業に思う以上に、そう感じられるかも・・・。

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