2008年7月7日(月) 【悲劇のババ抜き?】

 朝一の勉強会のあと、本日は、緊急の総務委員会。混乱しないように委員会室に、いわば塩を撒いて開会。

 本日の委員会は、議会閉会日の閉会挨拶で、知事が、倉敷チボリ公園の運営会社であるチボリジャパン社の取締役会において、『社長から会社の解散について諮りたいとの提案が』あったと発言して、議会が、最後の最後に紛糾したのを受けてのもの。

 実は、6月23日の行革特別委員会では、担当課長が、『議事の流れを踏まえて、議長である坂口社長が解散を採択すべきかを諮り』と、説明しているわけですが、知事は、あたかも、坂口社長自らが、解散を言い出したかのような発言をしたわけです。

 当局の原稿をそのまま読んだにせよ、草案に大幅に加筆したにせよ、最も公的な場での知事自らの発言です。


 実際は、坂口社長は、取締役会の議長として、流れから進行しただけであり、この取締役会では、解散の採択が必要であると、知事自身も、はっきりと言及したことが、ある筋から、分かっていました。
 その確認が、できました。

 このことが、何を意味するかというと、例えば、株主代表訴訟が起きたときに、「誰が解散を言い出したか?」で、責任の所在が大きく変わるわけですが、自身も発言したにもかかわらず、本会議場で、知事が、坂口社長に、全ての責めを負わせる発言をしたということです。

 それが、事実とは異なるということの確認が、今日の委員会開催の意味で、最終日の議会紛糾の真相です。


 総務委員会としては、会議録の訂正を議会運営委員会を通じて求めようということになりましたが、実は、議会開会中に手続きをしないと、法的に無理であると判明しました。

 したがって、『社長から・・提案』の部分が、本会議の会議録に未来永劫、残るわけですが、大きな禍根なると思われます。


 なお、仮に、どういう幕引きが行われるにせよ、坂口社長は、自己破産を含めて、訴訟の対象になることの覚悟をされています。
 ある意味、ババ抜きのババを絶対に引かない人もいますが・・・。いったい、誰が作ったババなんだ・・・・。結局は、県民が引くことになるんじゃないのか・・・。


 実に嫌な話です。


 今日はこれから、RACDAの企画で、いわゆるビール電車で、『MOMO DE ビアガー電』に。今日は、飲まにゃ、やっとれん。
http://blogs.yahoo.co.jp/bycdb796/55012598.html

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