2008年6月24日(火) 【消防防災ヘリ待機中】

 本日は、朝一で自民党青年部局の街頭演説。今日は、またまた弁士が一人になり、実に辛い出来事がありました。

 心が苦しい女性が、街宣車の横で、急に叫び出され、転げ回られて、付き添いの方が、「音を出すのを止めて〜!!」と言われ、街宣は中止。マイクを持ったまま、音も出さず、30分様子を見ましたが、道路でうずくまられる女性に、為す術もない状態でした。

 こういうときに、いったい何ができるのでしょうか?心の痛みを知ろうとは思うけれど、街宣が、誰かの心をこうして痛めるとしたら、もう怖くて、私達の方も、街宣ができません。
 生き難い世の中で苦しまれている方が多くいらっしゃるにもかかわらず、往来で手前勝手に、喋っている・・・。一方的に伝えたいことだけ伝えている・・・・。何をやっているんだろう・・・・。

 その女性は、「この花の方がもっと心を打つ」と、野草を一輪くれていたようです。県連には、「○○党は、マイクを絞ってくれた。助けなかった」と、苦情の電話が入ったらしいです。
 私も、一日中、心が苦しいです。

 やはり、でかい街宣車ではなく、ハンドマイク、肉声なのでしょうね。「あさかぜ」は、遠すぎるほど、でか過ぎるのかもなぁ・・・。どつかれもしないですが、握手もできないもんなぁ・・・。


 本日は、議員総会のあと、総務委員会。

 議第45号物品の取得について(消防防災ヘリコプター1機)は、事実上党議拘束がかかった状態で、自民党も継続、委員会でも、継続審査になりました。
 11億8377万円の「物品」購入を事件を付託されている委員会レベルで、知事の提案通り認めなかったことは、県政史上初です。
 また、急遽、知事サイドから、妙な政治的バーターの話?もあったようで、最終日に向けて、まだ一波乱ありそうな雲行きです。

 TVカメラも多く入りましたが、ともかく委員長としては、こういう仕切りになりました。ただ、あくまで、継続審査です。時間をかけて、慎重審議しようということで、消防防災ヘリが要らないとは、誰一人言ってはいません。

 マスコミが来て、確認をしていく中で、だんだんと気持ちが冷めていきました。県政が混乱しているだけで、自慢じゃないです。
 また、気が滅入ってきました。



 30日に支給される期末手当(賞与)について、私が本当にどうするのかと、議会内で話題になっているようです。んなもん、本会議場で申し上げたからには、知事がどうあれ、供託することは決めていますが、その額に驚きました。
 給与は、カット前の84万円がベースで、支給額は、なんと194万8800円。税金などの控除があって、156万6069円・・・・。

 支払いや選挙用資金に貯金にまわしていたため、実感がなかったのですが、どう見ても、高額所得者のそれです。なのに、その実感は皆無ではありますが。

 ともあれ、誰にとっても、ある意味、本当に税金の使われ方として悲しいことで、私は、正直、よく暴動が起きないなと思うこともあります。

 ただ、本音は、3割カットするなら、3割議員定数を削減した方が、私自身は、良い仕事ができると思います。金のことで、為政者自身がきゅうきゅうしているのも、品がありません。たいがいにしたいです。

 それでも、お金に不安がない人か、お金に不安がないように動く人しか議員になれないなら、それはそれで問題ですし、選挙のリスクを背負ってまで、本当に優秀な人材は、政治の世界に入らないかもしれません。


 ともかく、私自身も削減しないと、いよいよ活動が、もちません。
 軽く乗用車一台分が家計から飛びましたが、嘆いても始まりません。惜しむらくは、知事がせめて、4000万円を超える退職金や300万円を超える賞与を返上してくれれば、救いがありましたが・・・。

 それにしても、この自爆テロ、一番迷惑?を受けるのは、議会サイドであるという事が、皆さん、分かってきたようです。


 議会最終日と30日を終えて、どうあれ、すっきりしたい!!
 そうしたら、私の大好きな真夏は、もうすぐそこ!!

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