2008年6月6日(金) 【ある種の覚悟】

 朝起き会の帰り道、美しい朝でした。

 午前中は、人事一般について各担当者から伺いました。来週からの6月定例会後の月末には、議員や職員に賞与が支給される予定ですが、新聞に金額も公表されると思います。

 「財政危機宣言」が出て、賞与が出るというのは、一般には理解しがたいものがあり、県民の皆様からの批判は避けられない状況です。6月定例会で、執行部を攻めてみたところで、議会は、倍返しというのが、予測がつきます。・・・支払いが・・・。

 いずれにせよ、考えられる最悪の事態を常に想像しながら、あらゆる場面でギスギスした雰囲気になっていくことでしょう。


 改めて、給与、賞与、諸手当、退職手当、退職共済年金、職員住宅等について聞きましたが、例えば、給与は、昨年の12月定例会で、人事委員会の勧告に基づきアップすらして、議決しています。これは、県内の企業規模50人以上の188事業所の調査に基づくもので、一概に、お手盛りとも言い難いものがあります。

 それ以外についても、法的な根拠はあるので、削減しようと思えば、要は、法改正しかないのですが、財政再生団体になったら予測される事態を前倒しで実施し、最悪の状態を回避するのもひとつの手法です。全滅よりは・・・。

 いずれにせよ、地方においては、県庁職員は、むしろエリートだと思うのですが、これから艱難苦難の道が待っていると思うと、忍びないところもあります。
 ただ、民間に比べたら・・・・。それでも、養う家族があるのは同じです。話しながら、「覚悟」という言葉が、相応しいように思いました。


 一方で、我々議会ですが、費用弁償などについては、党がどうと言うよりも、議員個人としての対応もあるわけですから、少なくとも、今年度からの実費以上の受領をしないことを始めます。方法は考えないといけませんが、なるべく記帳しないというのは、曖昧な努力でした。
 私の場合、おそらく、交通費実費は、280円でしょう。

 閉会中の議会に行くと、だだっ広い議員総会の部屋や、年に何度しか使わない全体協議会室や、赤い絨毯に、だんだん腹が立って来ます。
 なんでこんなどっしりした椅子に座るんだ?と思った感覚を喪失していたつもりはなかったのですが、やはり、おかしくなっていました。議会棟ですら、もっと有効に使えます。


 それよりも、なによりも、岡山県財政危機宣言が報じられる中で、会議の資料が、カラーコピーであるのが映っていたことへの疑問の声も頂戴しました。

 確かに、当事務所には、コピー機がないので、最小限をコンビニでコピーしますし、カラーコピーなんて、今まで1回ぐらいしかしたことがありません。確かに、よく平気でしています。

 稼いでいないから、県庁に、オフィスがあることの必要経費など、考えてもいない・・・そういうことの積み重ねが問題なのです。


 私自身も、ある種の覚悟。

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