2008年6月3日(火) 【O.BOY】

 この頃夕刻になると、民主党の街宣車が選挙さながら、街中を連呼で駆け回っています。やりたい放題ですが、ある意味楽しいだろうな・・・。
 私の方は、移動中、久々に、浜田省吾の『J.BOY』を大音量で。
http://www.youtube.com/watch?v=sx0LSYgq4kI&feature=related
どうか「J.BOY」を「O.BOY」に換えて、お聴き下さい。


 佐藤委員長が、党内手続きをとらず、他党がなだめるほど暴走したことが、幹部会で問題になり、それでも、「それが佐藤の佐藤たる所以」と、一部理解の声があったというのが、たいへんな救いになっています。

 もちろん、これは、県外調査の件。最後に言いたいのは、議員定数削減なのですが・・・。「肉を切らせて骨を断つ」という覚悟でなければ、行財政改革なんでできないのでは。
 まず、こっちが、血を吹かないとなぁ・・・・。無傷ではすみません。大型艦は、旋回が利かず沈没の危機。

 県民局で難しげな話をして、あるケアハウスで、84歳の妙齢の女性と2時間。お年寄りは、本当に怒っとられます。
 「先生が、ボロボロにならんといけんな。」・・・そうなんだな。


 下記、メルマガ 「晴れの国」 第266号(2008年6月3日) より、石井知事の言葉です。知事に無断で転送させて頂きます。

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1 知事から皆さんへ

  岡山県知事 石井正弘から、皆さんへのメッセージです。
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こんにちは、石井正弘です。

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さて、昨日6月2日、私は、本県がかつてない厳しい財政状況に置かれていることを率直に受け止め、「岡山県財政危機宣言」を発しました。

県では、当時の厳しい財政状況を踏まえ、平成9年以来、3次にわたる行財政改革に取り組み、特に県の借入金総額や毎年の借入金の返済額を圧縮することにより、借金への依存度に関わる部分(ストックベース)では目に見えた改善となっています。しかしながら、こうした取り組みのさなかの平成16年度に、地方の重要な財源である地方交付税が国によって一方的に大幅削減されたことにより、岡山県では約300億円規模で県が自由に使える財源である一般財源が激減しました。

粗い試算ではありますが、現在の状況が続いた場合の向こう10年の傾向を見ますと、臨時的な対策である職員の給与カットや国から特別に認められる借入金(行政改革等推進債)を除くと構造的に約300〜400億円規模の赤字が見込まれるとともに、特定の目的のために積み立てた基金(貯金)からの借入などの緊急避難的な対策も限界に近づいています。

全国的な傾向としましても、少子・高齢化の進展により必ず負担しなければならない義務的な経費が増えていく一方で、赤字を穴埋めするための財政調整基金などが平成23年度には枯渇し、地方全体の財政運営が破たんすると言われています。同規模の県と比較すると、岡山県はこの10年来、貯金に当たる財政調整基金などがほとんどゼロになっているという特有の財政構造となっています。(一方、同規模の県では約300〜400億円の残高がありました。)

こうした背景の下、県では、国の関与のもとで医療・福祉、教育などの県単独事業を全廃せざるを得なくなるようなおそれがある財政再生団体に転落するという最悪の事態をぜひとも回避し、慢性的な赤字を解消して歳出と歳入が均衡した予算が組めるようにするために、他県に先んじて、さらなる歳出削減など歳出構造の抜本的な改革に総力を挙げて取り組むこととし、その検討のための財政構造改革プロジェクトチームを発足させました。

私は、こうした厳しい状況を率直に受け止め、県民の皆さんに対する行政サービスへの影響にも留意しながら、行政の守備範囲そのものの見直しや、官民の役割分担などの視点から聖域を設けず、あらゆる事業をゼロから徹底的に見直し、歳入と歳出のバランスがとれた持続可能な財政運営を確立することを目指して、不退転の決意で取り組んでいきたいと考えております。

これは、地方分権が一層進展し、地方が主役となる国づくりが進められていく時代において、岡山県が未来を切り開き、飛躍、発展していくためには不可欠なことであると考えています。今後、これまでの行財政改革の総仕上げとして、全力で取り組んでまいりますので、県民の皆さんのご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
(「岡山県財政危機宣言」および「財政に関する中長期試算」については、
http://www.pref.okayama.jp/soshiki/kakuka.html?sec_sec1=8
 をご覧ください。)

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