2007年10月11日(木) 【道州制に夢はあるのか】

 先ほどまで、早朝から、ある老人施設の経営者の方からお話を伺っておりました。小規模多機能施設の展開など、場当たり的とは言いませんが、施策によって、細分化された現場が、混乱しているようにも思えました。補助施策も、こう変わっては・・。

 なによりも、福祉でありながら、契約ということは、運営ではなく、どうしても経営になってしまうという経営者サイドの苦悩というのも、しっかり理解して対応させて頂けなければ、あるべき高齢者福祉の姿にならないように思いました。

 失礼ながら、団塊の世代の方々を考えると、ここから30年以上、高齢者福祉は、最重要課題になっていくのは自明です。


 本日と明日は、議会駐車場で、県庁物資部指定店会の売り出しが行われます。私もたいへんに濃い繋がりがあり、職員の方のみならず、一般の方々にも、是非ご来場頂ければと存じます。



 昨日は、妙に御依頼やご相談や会議の多い一日で、午前中は、岡山市第1選挙区の議員の一部が集まり、自民党活性化プロジェクトチームの意見収集。夕刻には、同会合。突きつめれば、我が党は、「頭が高い」ということで、それを十分に反省した対応をするということです。


 昼からの地方自治法施行60周年記念式典道州制記念シンポジウムでは、地方自治の発展に功労された方々の表彰。そこから、地元地区の敬老会に、三丁目劇場に抜けて、再び戻ってきて、元自治事務次官の方道州制の基調講演。

 誠に失礼ながら、わざとそうしているかのような極めて難解な講演で、その後のパネルディスカッションを失礼させて頂きました。地方自治について、そうそうたる方々が集まっていたのに、道州制については、地方制度調査会が、机上の話で、いかにも市民・県民・国民レベルから懸け離れた議論をしているような印象を伝えてはいけません。
 やはり、国から与えて貰う地方分権、道州制なのかな。

 時間配分、内容等について、当局も、もう少し綿密な打ち合わせを今後の各地で開催される講演会には期待します。
 あるいは、政令指定都市についても、一般の方には、こうした議論になっているのかしら。

 いずれにせよ、パネルディスカッションは、良かったのだと思います。ちなみに、来週の行財政改革・道州制等特別委員会では、福岡、山口、愛媛を訪ね、各県の道州制への取り組みを伺う予定です。


 その間、任意の自民党内のチボリ公園問題を考える会。新規材料に乏しく、そこにいない知事批判に終始しても仕方ないと思い、失礼させて頂きましたが、同じ頃、倉敷市議会でも議論が行われていました。

 少なくとも、なんらかの形で、公園を残そうという思いも含めて、シュミレーションをしていこうという議論になったようで、議論の俎上に上がったと言うことで、一歩前進なのかな、と思います。いわゆる四者協議、県、市、チボリ社、地主のクラボウが、同じテーブルに着くことから議論は始まります。

 今朝の山陽新聞のフローチャートは、実は、多分、事前にあったものだと思いますが、私が求めている結論は、更地の廃園ではありません。

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