2007年9月13日(木) | ||
【チボリが、かわいそう・・・】 | ||
代表質問初日。自民党。安倍総理総裁の後任人事も、県連役員人事も、いろいろありますが、こういう時は、体力をつける時期と割り切り、「明日のためにその1」と鍛えるがよろし。
残念ながら、3期目は、早くも一般質問に立てなくなりました。年間の自民党の質問時間枠が限られており、当選回数が上の期から出場辞退と相成りました。ただ、真面目な1期生議員10人全員が登壇するということで、党活性化としては、喜ぶべきことです。 逆に、12月議会登壇は、約束されましたので、これまた、「明日のためにその1」。しかし、今回は、最終日の委員長報告まで、出番無しの長い長い議会になりそうです。 もっとも、なにかとやることは多いのですが。 さて、防災ヘリコプター導入はビックニュースですが、代表質問の目玉は、なんと言っても、倉敷チボリ公園です。どうも知事の説明の論旨が三段論法と言うよりも、「猿飛びえっちゃん」で、屁理屈に近い気がします。これは、さすがに、揉めると思います。 端的には、最後の最後まで、岡山県が責任を持つべきです。なんと情がない・・チボリ、かわいそう・・・・。 もしも、安倍前総理が倉敷チボリ公園を歩いたら、これはもう完全に演歌の世界です。むせび泣く倉敷の夜・・・。どういう答であれ、美しくあって欲しいです。結局、誰の責任なんだ・・・? 以下本日の知事答弁の抜粋。※は、私の感想。 (県が引く理由) チボリインターナショナル社との提携契約の決裂で、来年12月でチボリの名称等使用不可に → デンマークチボリのブランド力が失われ、公園の性格や情報発信が出来る本県の重要な広域観光拠点の機能も大きく変化し、これまで県が主導して取り組んできた事業目的が失われる → 引き続き県が主体となって公園を支えることは困難 ※「チボリの名称等使用不可で、県の事業目的を失った」という ことだと思いますが、いささか強引なような・・・。事業目的の 検証が行われるべきです。 それにしても、チボリは、県に捨てられるような・・・ なお、チボリの名称等については、提携契約を断念した後も、両社間で協議が進められたが、紛争等の回避や国際友好、国際信義の観点等から、ジャパン社では、使用を中止することとしたところであり、県としてもやむを得ないものであったと考えている。 ※県の事業目的が失われるような判断を民間の株式会社同士 がして、やむを得ないとは言えないと思うのですが・・・ それにしても、取締役の知事の経営責任はどうなるのか?そ う言えば、過去には議長もあて職で、取締役だったような記憶 も・・。もちろん、知事に求めるのは酷だと思います。議会の責 任は? (倉敷市に頼む理由) @移行期間に限りがあることや来年度の予算の関係等から、早急に関係の方々と協議を進めなくてはいけない。 Aチボリ公園は、倉敷市中心部のきれいに整備された公園であり、倉敷市においては、市の重要な観光拠点であると同時に、市民の憩いの場として、さらには、倉敷駅周辺のまちづくりを進める上からも必要不可欠な施設 → 9月議会を控えた先般、倉敷市長に会い、考えを示し、市民の公園としての活用について積極的な検討をお願いした。 ※「県は要らないけど、倉敷市は要るだろうから、活用したら」と いうありがたい提案・・・。落語の『持参金』より、まだすごい・・。 (今後のあり方) 県、倉敷市、チボリ・ジャパン社、土地所有者などの関係者が真剣に、かつ早期に協議していかなければならない。 まず、倉敷市長に市民の公園としての活用について、検討をお願いした。 倉敷市においては、公園の性格や機能が大きく変化することも踏まえ、例えば、緑と花と水辺の部分を核に市民公園とし、周辺は民間業者によるアミューズメントや商業施設とするなど、現在の公園の規模や形態にとらわれず、新たな観点から幅広く、積極的に検討して頂きたい。 倉敷市が主体的に新たな形で公園事業に取り組むことになれば、県としても必要な協力について前向きに検討して参りたい。 ※議場絶句・・・。「例えば・・・」が、例えでなく、これでは、条件では ないでしょうか。しかも、協力してやっても良いよという口ぶり・・ これは、まさに、俗に言う、「尻ぬぐい」を強要するような話では。 これで、倉敷市長や市議会が、NOと言ったら、倉敷チボリ公 園は、倉敷市が潰したということになるのかしら??? いずれにせよ、知事の方向は、これで分かりました。 (今後の予定) 今後は倉敷市の検討結果を踏まえながら、県議会の意見も十分聞きながら、関係と協議、検討を進め、県として、今後の公園の在り方について、年内に大枠を示したいと考えている。 ※倉敷市一任のような、そうでないような・・・。これでは、県の下 部機関の扱いで、さすがに、倉敷市は怒って良いと思います。 | ||
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