2007年7月13日(金) 【正念場のチボリ公園】

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 20分で、少し辛めがお気に入りの県庁食堂のカレーをかっ込んで、委員長として、年間予定に追加して特に招集した行財政改革・道州制等特別委員会が、午後1時30分から。よもや、午後4時を過ぎるとは・・・。

 委員長の委員会運営がへボだったというよりも、せっかくの追加委員会ですから、委員の皆様に喋りたいだけ喋って頂いたら、妙に盛り上がりました。
 というよりも、県政の最重要課題ですから、また、委員会を追加しようと思ったくらいです。
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 TVカメラも入り、前段は、倉敷チボリ公園について。名称等が、来年12月31日までしか使えなくなりました。7月19日からの移行期間は、チボリ・ジャパン社の都合で短縮できます。「旧倉敷チボリ公園」と移行期間終了後半年間だけ併記できますが、ともあれ、チボリ・ジャパン社とチボリ・インターナショナル社の協議離婚が成立しました。

 世界に冠たる公園になるために、もう一度生まれ変わってやり直すだけの余力は、もはやなく、社長の言葉を借りれば、「自由」になりました。

 17日には、チボリ・インターナショナル社社長が来岡。あるいは、言いたい放題言われて、我々のプライドはズタズタにされるのかもしれません。

 10周年の新聞広告や、小梅太夫が来たはずの今日からのサマーカーニバルが徒花のような猛烈な切なさがありますが、県民市民公園にして、チボリ・ジャパン社を指定管理者にするという話は、精算まで含めた広い視野で再検討する必要に迫られています。

 自民党内からも、共産党と同調し、閉園を言う委員が出てきましたが、要は、これ以上の税金投入は、もはやすべきではないというのが世論であると議会も認識し始めたとも言えます。

 今日の議論では答えが出るはずもなく、次回委員会に、ともかく今まで幾ら倉敷チボリ公園に税金が使われてきたか、開園準備から含めて、全てつまびらかにすることをも求め、委員長として議論を途中で切りました。

 これだけ突っ込んだから引けないのか、これだけ突っ込んだけれど引くのか、更地にして返すか、今の敷地を活用して、マンションか、コンベンション施設か・・・・そこまでの議論をする時期が、残念ながら来てしまいました。
 はっきりしているのは、倉敷チボリ公園という名の公園は、1年半以内に無くなることです。
 同時に、責任者は誰か?という議論は当然すべきです。議会も無傷ではすまないのでは。

 どういう形になるにせよ、いったんケリをつけないといけません。

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 さらに、外郭団体の経営状況、102施設の指定管理者からの事業報告の総括説明に、16職種356人の業務が廃止または民間委託される現業業務の見直しについて。

 例えば、いわゆる守衛や運転技術員という方は、来年度から5年間で、試験を受けて一般職に変わって行かれることになります。かなり厳しい交渉があったようですが、時代の変化を前向きに受け入れられた方が多かったということのようです。

 景気のバロメーターと言われているようですが、1課1名の臨時採用職員も、かなり削減されていますが、それでも、現状のままというわけにはいかないでしょう。

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