2007年5月7日(月) 【中間管理職?】

 よく考えれば、4月30日から産業労働警察委員長ではなくなっていましが、委員会の関係で、先ほどまで倉敷チボリ公園で、映画「釣りバカ日誌18」岡山歓迎ロケレセプション。昨日岡山入りされて、6月までのロングランロケです。「おもてなし日本一」の本領発揮で、キャスト、スタッフもびっくりの大歓迎で、さわら連や、ちくわ笛も登場。

 西田敏行さんや三国廉太郎さんを間近に見て、私のテーブルには、星由里子さん。私にとっての岡田奈々のような青春の思い出で、見つめるのは60才代の方?女優も、食べるのね。

 なんと言っても、観光バスの車内のビデオの定番は、「寅さん」か「釣りバカ」。その点では、「バッテリー」よりも、観光宣伝効果は、あるかもしれません。
 オール岡山ロケの大成功、映画の大ヒットを祈ります。


 それにしても、インドしかり、もちろん、能力や、なにより熱い「思い」があってが大前提ですが、「上司」の後ろ盾があって、県職員が中心となって本気で動けば、これだけのことができる見事な仕事で、素直に敬意を払います。特異な例としてはいけません。見習うべき点が多々あります。

 少し早めに会場を後にすると、午後9時30分過ぎのチボリ公園の正門前で、若い職員の皆様が大道芸。「練習?それとも、パフォーマンス?」と聞くと、「送り出しです!」。「そうか!頑張って!」・・・チボリ公園の昨今の議論を思うと、その姿勢に、ぐっと来ました。

 みんな頑張ってるなぁ・・・・。

 翻って、議員は、何をしているのだろうか?具体的に、何をどう動かせたというのでしょう?今日一日を思うだけでも複雑です。


 今日から人事の前哨戦。今回の選挙結果によるものと思っていましたが、日々のこの苛立ちは、少し別のもののようです。どうも42歳という年齢によるものもあるのかな?という気もしてきました。中間管理職のように、全体が見えてきて、しかし動かせない、そんなポジションも明確に感じられるからかもしれません。

 岡山市が政令指定都市に向かう中、岡山市選出の県議会議員のすべきことを模索しつつも、なんとなく議員の生活に慣れ始めていて、しかし、突き上げられる感じもあり、しかし、年功序列で、幹部への道は遠く、一方で、少し仕事も見えてきて、楽になる術も身につけ、体力も落ちたかなぁ、無理がきかんなぁ、トドのつまりが、俺ってこんなもんなんかな?結局いったい何がどう変わるんかな?という、ある意味での限界の予測も可能になったような気も、し始めています。
 もちろん、それに納得しているわけではありません。

 あすなろの木のような思いで、出口を探すけれども、ガラス戸にぶつかって外に出ようと繰り返すハエのような心境です。このままでは行きたまま死ぬな・・・。議員として、本当にあと20年、頑張れるのかな・・・・。惰性で、お願いしてさせて頂くなら、県民の不幸ではないか。いつまでやるのか、やれるのか?なにをどこまでやるのか、やれるのか?自問自答を繰り返しています。

 もっとも、岡山への愛情が萎えるはずもありません。
 ガラスがぶち割れないのなら、後ろに飛べば良いだけのこと。
 これは、現状打破への焦りであり悩みですから、脳天気に夢や希望を膨らませるよりは、長期的には良い傾向です。
 必ず答は見つけてきたのですから、なんとかします。


 午前中でなんとなく打ち切ろうという雰囲気となるゆえに、審議時間確保のため、委員会の開始時刻を午前10時30分から、午前10時に繰り上げることすら実現できないもどかしさ。
 これから幾つも味わうことになるでしょう。

 いったい議員が時間を浪費している間に、どれだけの無駄が発生しているのだろう?年功序列で役職をあてがって、これで、行政に本当に対峙できるのか?要は、県民のためになっているのか?
 少なくとも、行政から見て、怖くない議会ではいけません。


 ただ一方では、ありがたいことに、岡山市選出の県議会議員だからという理由ではない要請も多く、応えていかなくてはいけません。まずは、そこから、やっていきます。

 このイライラ、ジリジリした気持ちと、これからしばらくは、自分自身に大きな期待を持って付き合っていきます。いわば成長痛です。

 明日からの3日間は、辛い日々ですが、未来の肥やしにします。

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