2006年7月10日(月) 【最前線の県民局】 | ||
午前中、生活環境保健福祉委員会県内調査に一部合流。古京庁舎で、備前県民局の概要を聞きました。
5市4町の備前局管内には、県下全域の45%の3万5000人の身体障害者がおられ、同45%の5200人の知的障害者がおられます。10月からの障害者自立支援法の新体系の給付も気になりますし、「地域生活支援センター」として、19ある作業所のうち、3分の2がNPO法人格の取得を目指しているとのことですが、現場は、かなり混乱されていると思われます。 また、新法により、精神障害も同様の扱いになりますが、特に、緊急通報も急増しており、急性期、特に青少年期の対応は、県立病院に期待したいところ。 ただしかし、発達障害に対する認識が、やはりまだ薄いように思われます。 一方、高齢者の福祉サービスでは、地域における総合的なマネジメント等を扱う中核機関である、市町村が設置する「地域包括支援センター」が、岡山方式として、介護保険のみならず、子供からお年寄りまで支援するワンストップの窓口になり得ているのか、たいへんに気になるところ。 なお、昨年度には、県内2620のうち、50%をしめる管内の介護保険指定事業所の中の850カ所の指導に入ったとか。基本的に、性悪説に立っているのかしら。 それにしても、昨年度からの9地方振興局から3県民局体制になって、目玉とも言える地域政策部協働推進室の設置ですが、ここは、いわば県の事業展開の最前線基地であり、守備範囲も膨大。 ただしかし、行政の協働は、昨年の落書き一斉消去大作戦が、究極の形にも思えますが、ただ金と口を出すスポンサーに堕さないようにしながら、まさに、市町との連携しながら、県民に、県の顔が、一番見える花形の室には、大いに期待したいところ。 また、皆様も、どしどしご提言を!!従来のイメージの行政らしからぬ、かなり柔軟な対応があるはずです。 午後からは、道路整備や河川改修等の11にも及ぶ期成会の合同総会。夏の大枠の予算編成に向けて、県や国に要望する内容の確認とも言えます。 昔は、これをバラバラに開催し、統合しても最近までは、オードブル程度が出る懇親会もありましたが、今はそれもなく、国や県の事業説明はじめ、非常に堅い内容になっています。 ただ一方で、メリハリがきいていないというか、型どおりの要望のための儀式のような気もして、果たして、本当にこれで実現が早まるような効果があるのだろうか?と、疑問にも思います。 特に、地球温暖化に伴う(?)異常気象により、いつ災害があってもおかしくない状況で、どれも極めて重要ですが、緊急性の高さで、一挙に推し進めるようなことがあっても、良いのではないかな、という気もします。 少なくとも、現在は、わしの力で、あの橋を造っただの、あの道を通しただの、大規模な河川改修をしただの、ハード面で、議員の個人プレーができる仕組みにはなっていないのは間違いありません。小さい補修はあるでしょうが。 それだけ力がある議員がいなくなったと言うよりも、金がないの一言に尽きます。概して順番で、その分、なにか「政治」の勢いがないような気もします。 昼に、パスポートの書き換えに行ったら、10年もので、手数料が、1万6000円!!だっげ〜!!手持ちがないので、諦めて、しぶしぶM屋で、ハッシュドビーフのLを食べると、これがまたニンニクが非常に効いており、今までゲップが止まらず。 10月から、パスポートの発給は、市町村へ変わりますが、こういう業務は、民間委託して、もう少し安くできないかな、と思います。 | ||
Copyright (c) 2006 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp |