2006年2月24日(金)
【倉敷チボリ公園の基本的方向性について】

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 他党の内部についてはコメント無し。それが自民党。本日は、視聴覚ライブラリー連絡協議会の打ち合わせの後、生活環境保健福委員会。補正予算の審議。
 気になったのは、民間福祉施設等特別対策費。詳細は、省きますが、社会福祉事業従事者互助事業として、結婚祝い金等が県から補助されていました。それは、来年度廃止になりますが、いわゆる社会福祉法人の施設ではない、小規模の事業所の方々の現状を思うにつけ、そういった方々への支援も、是非とも手厚くして欲しい旨、お願いしました。
 また、先般の委員会で、スポーツ振興業務の教育委員会からの移管については、知事部局に来ることで、新規に取り組める部分と、体育協会との連携等きっちり維持すべき部分を申し上げましたが、幾分、手法を含めて、反対の声もあるようです。私としては、スポーツ文化振興課のような形で、広い意味の文化行政と連携することは、非常に良いことだと思います。
 午後からは、政務調査会の勉強会。本日の総務委員会でも問題になりましたが、倉敷チボリ公園の基本的方向性について。
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     ↓ 詳しくは

 平成9年7月に開園した倉敷チボリ公園は、平成12年度には、当初目標の200万人を割り込み、約20億円の赤字を計上。
 平成13年4月には、高谷現岡山市長が社長就任。平成14年度から18年度の5年間の経営改善計画を策定し、年間赤字額が、2億円程度まで圧縮。
 しかし、依然厳しい経営状況にあります。

 そして、経営改善計画に沿った支援も、平成18年度で終了。また、チボリジャパン社とチボリインターナショナル社との10年間契約が、平成19年7月で終了。
 早急に、倉敷チボリ公園の方向性を決める必要があります。


 ちなみに、現在、県の倉敷チボリ公園への平成17年度の支援は、チボリ公園事業補助金5億2500万円。アンデルセンシアターについて、賃貸借9030万円、運営委託4015万5000円。利用を促進する会に、900万円。
 加えて、実質的なクラボウへの地代が、年間5億6886万3000円。都合、約12億3300万円に、無利子貸付もあります。

 ある意味、気の毒なのは、支援しなくてはいけない地元倉敷市。どうあれ、応分の負担を求められるわけですが、不交付団体の頃ならまだしも・・・。岡山市も、操車場跡地に、チボリ公園があったらどうなっていたかわからないだけに、他人事ではありません。


 こうした中、今後の最も厳しい選択肢は、公的支援を終了し民間経営化を目指し、それで、受皿企業がなければ閉園というものです。この際も、更地で返却するため、除去費用が約13億円程度かかります。
 もっとも、個人的にも、緑あふれる公園を破壊しての閉園は避けたいところ。今後、倉敷駅付近連続立体交差事業により、美観地区と商店街と一体感が増していくだろうという夢を描いたときに、これは、最悪の選択肢でしょう。

 また、県からの補助金を打ち切り、チボリジャパン社のさらなる経営改革による自主再建を目指すか。
 この場合も、入園料2000円、入園者90万人では、黒字にはならないという試算があり、5億6900万円の地代は、県が負担しないとどうしようもありません。

 また、指定管理者制度を導入して、県民市民公園化をするか。この場合も、管理経費が、4〜5億円に、さらに地代が必要です。

 なお、毎年の5億6900万円の地代ですが、12haの土地は、約153億円と試算され、この際、購入して県所有とすることも考えられます。


 いずれにせよ、どの案も、問題があり、しかし、どういう形であれ、方向を定めるべき時期に来ています。このあたり、県民の皆様にも、内実を正確にお伝えして、アンケート等も募集するとのことで、最悪の中の最善の策をとるしかありません。



 しかし、最も効果的なのは、岡山県民の皆様が、1年間に必ず1度以上は、倉敷チボリ公園に行って、しかも散財して下さること。来場の6割が、県外の方ですから、岡山県民総動員なら、300万人突破!「難問解決岡山県民の底力」!!
 と、簡単に書きましたが、そう言えば、私もまだ今年は行っていません。皆様、最近、倉敷チボリ公園に行かれてますか?



 昨夜は、カラオケは、得点ではなく、カロリー消費量が問題だ!と、ラテン系のノリで、年に一度あるかないかのカラオケ進化形、「あの鐘を鳴らすのはあなた」(←しらふ)、「旅姿三人男」(←やや酔い)、「天城越え」(←絶好調)、「伊勢佐木町ブルース」(←危険ゾーン)を辿り、朝起きたら、荒川選手、金メダル!!で、良かったのですが、ここまで日中は睡魔との戦い。
 非常に重要な意味がある飲みでしたが、「伊勢佐木町ブルース」は、今年は、もう良いです。
 自分で言うのもなんですが、基本的に飲まないため、酔っている状態の私は珍しく、ある意味、値打ちがあります。

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