2005年5月5日(祝・木) 【明日を拓く】

 午後からは、「岡山再発見」で、吉備高原都市を訪ねました。「岡山再発見」と称し、この3日間、山に、海に、高原に、家族で非常に安く遊びまわっている感もありますが、良い調査でもありました。

 それにしても、吉備高原都市には、やはり頭が痛くなりました。特に、吉備中央町が、岡山市となると、これはかなりきついものも感じました。どうあれ、我々は、そこに暮らす方々のためにも、このインフラを絶対に負の遺産にするわけにはいきません。


 特に、今日は、「吉備高原ニューサイエンス館」の20周年特別展www.optic.or.jp/zaidan/nskanということで、世界に類のない2足歩行ロボットのHONDAの「ASIMO」さんが来岡されている(8日まで)ため、同館は、結構な賑わいでした。

 そういえば、高校時代に、伊島町の児童会館の中に、科学技術の紹介・体験コーナーがあり、壊しそうになるぐらい遊んだものですが、ライフパーク倉敷とこちらに、似たようなものができたわけです。子供が、ちょっと遊びに来られる立地ではありませんが。
 25年前は、おもちゃのようでしたが、たいへんな科学の進歩を実感します。

 エレクトロニクス、新素材、新エネルギー、バイオテクノロジーなどに関する先端技術がたくさん紹介され、実際に見て触れて体験する中で様々な発見や技術の裏にひそむ人間の「科学する心」を呼び起こすということで、意外に大人がはまります。子供向けだけに、非常に分かり易く、ほほぉ〜と思う展示です。
 私も、習字ロボットさんに、「明日を拓く」と書いて頂きました。

 「愛・地球博」は遠く、お金もかかります。吉備高原ニューサイエンス館も、それなりに遠く、平日の状況が実に気にはなりますが、なにしろ無料ですし、待ち時間は、ASIMOショーだけです。

 これから子供に万博に行こう!と、せがまれて難しかったら、吉備高原で勘弁してもらいましょう。ドライブコースとしても非常に美しいですし、鳴滝などは景勝地でもあります。


 ところで、同施設は、産業振興財団すなわち産業労働部の所管ですが、ユビキタス体験というあたりは、もう少し膨らませないかなと感じました。
 なにしろ、某元キャリアのご労苦(自信作?)による表町のユビキタスクエアについては、私は、かなり思うところがあるゆえに。

 もともと、吉備高原都市をIPv6のテストベットにというのが、私の提案だったのですから。あぁ、あの時に、即断即決してくれていたらなぁ・・・・・。

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