2004年8月13日(金) 【公共事業コスト削減】

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 公共工事のコスト削減対策に関して「岡山県公共工事コスト縮減対策に関する新行動計画」が改定されました。総合コスト縮減率の15年度比15%削減を目指します。
 公共事業の県負担30%カットを歌う今年度からの「第三次岡山県行財政改革大綱」も相俟って、建設業界は、非常に厳しい状況にあると思われます。
 いまだに公共事業は、景気浮揚策になるかどうかの判断、また建設業から他分野進出の支援は、大きな課題です。
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 今日あたりは世間は、お盆のようです。まさに夏休み、皆様如何お過ごしでしょうか?少なくとも、我が家は、亡父の初盆。

 県外に行くと言えば、私は、明朝の甲子園と、家族では、今晩の毎年恒例の片山虎之助先生後援会青年部主催の瀬戸内海遊覧で、数百人の方と高松の花火を船上から見る、そんなお盆です。

 さて、
 公共工事のコスト削減対策に関しては、平成14年6月に、平成20年度を目標とした「岡山県公共工事コスト縮減対策に関する新行動計画」を策定して、総合的広範囲なコスト削減はされていたとのことです。

 ここで、さらに、向こう3年間の集中的な取組みで、公共事業の県負担30%カットを歌う今年度からの「第三次岡山県行財政改革大綱」で、新たな発想、整備手法での推進がうたわれています。

 そして、時代の要請であるユニバーサルデザインへの配慮、国の「コスト構造改革」の内容も踏まえて、この度、新行動計画が、改定されました。


 ちなみに、10年度作成の旧行動計画では、14年度までに、約10%のコスト削減が成されたということですが、新計画は、向こう5年間で、工事コストに、将来の維持管理費の縮減額等を含めた総合コスト縮減率の15年度比15%削減を目指します。

 具体的には、エコ工法の推進や、総合評価落札方式、設計施工一括発注方式など、入札や契約の見直しが考えられます。

 そうは言っても、公共工事には旨味があるのかどうかわかりませんが、公共事業で景気浮揚をという経済政策は、少なくとも本県は取っていないように思います。とは言うものの、意外と大型の事業はあるのですが。
 これに関しては、私も、様々なご意見を聴きます。


 こうしたことと同時に、明らかに公共工事自体のパイが小さくなっている中、建設業から新分野へいかに進出展開するか、その誘導や支援も不可欠だと思います。

 とりわけ、農業への展開ということが言われますが、稲作はもちろん、野菜であれ、設備投資がたいへんで、公的な機関はもちろん市井の金融機関等の支援がないと移るに移れませんし、また、農業には、なにがしかの支援があるのではないかと考えての転業ならば、そういった意識自体の改革も必要と思われます。

 是非皆様のお考えをご教示下さい。

 かような問題意識から、既に来年度は、所属可能な常任委員会で唯一希望していなかった土木委員会に所属しようと自分の中では決めています。

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