2003年11月20日(木) 【どうなる森林保全税】

 本日は、中央南小学校の音楽祭。子ども達の歌声を聞いていると、うるうるしてしまうのはなぜ?


 その後、自民党議員総会では、本日の山陽新聞の朝刊にも問題になっている(今朝の山陽新聞をご覧頂ければ、私が、森林保全税の何を問題にしているのか、お分かり頂けると思います。)森林保全税について、自民党としての方向について問いました。

 政策的なことについて、自民党内部で、新税がどうなのか、という議論をある意味で喚起したことについては、私自身、一定の成果は上がったと考えています。
 少なくとも、他党は、ここまでの議論はしていません。自民党内部で、議論があったのです。非常に良いことだと思います。

 さらに、2期目の私は、議員総会の場で発言をする議員である、ということになったのは、大前進です。実は、今までは、若手議員には、それすら難しかったのですから。
 長い目で見れば、「存在」から「活動」に変わる端緒です。

 どうあれ、年功序列で、順番を待っていれば、事が動く時代ではありません。発言しなければ、いないも同じです。
 この件については、かなり言うてきたという感はあります。


 いずれにせよ、方向としては、党としては、賛成という雰囲気であり、 もはや条例成立の方向に動く中で、果たして、私自身が、本会議場を退席して反対の意思を表明するような事態になることについて、どういう意味があるのか、様々な方から、アドバイスを頂戴致しました。
 ただ、インキュベーションセンターの時ほど、四面楚歌の深刻な事態ではありません。

 もちろん、森林保全税については、個人的には、反対です。

 ただ、本日の農林水産委員会でも、より使い道に縛りをかけるために、条例案変更などの前進は見られました。
 総務委員会でも、議論は続いており、仮に出来ても、ある意味、今後のチェックもかなり入る新税です。
 さらに、定例会一般質問では、新税について、知事に直接考え方を問わせて頂く機会はあります。

 ともあれ、26日に、先進地の高知県に出向き、森林環境税について調査します。
 そこで答えを出します。


 午後から、「ベンチャープラザ岡山2003」に。ベンチャーというか、発明というか、ビジネスマッチングの場というか、おもしろかったのですが、非常に不思議な企画でした。
 特に、「マネーの虎」を思わせるようなプレゼンもありました。

 個人的には、競争意識の働いていない行政が行う産学官の連携やマッチングといったものによる産業支援、ベンチャー支援には、妙なズレを感じることも多いのですが、突き詰めれば、シーズの発見は、情報収集、営業等の生き死にをかけた自助努力が基本で、むしろ、行政の役割としては、公的機関による融資の充実が課題ではないかな、と思えてなりません。

 最後に必要なのは、お金とのマッチングです。

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