2003年10月20日(月) 【森林保全税納得できず】

 本日午前中は、税務当局とさしで、2時間にわたる森林保全税の議論。平行線。当局の主張の理解は致しましたが、やはり、納得ができません。いろいろなご意見を頂戴しておりますが、基本的には、私は、賛成という立場にはなりません。
 12月定例会一般質問の通告の通告を致しました。

 近々に再度、問題点を整理させて頂きます。

 ところで、自民党内で、森林保全税に明確に反対している議員は、私の知る限り、私を含めて、今のところ3名。

 もう少しおられるかもしれませんが、いずれにせよ、自民党内の調整も必要なのかもしれません。ただ、全員が、賛成することもないと思います。必要なのは議論です。

 いずれにせよ、多数決民主主義ですから、出た結果には従わなくてはいけませんが、どうあれ、本会議場で、我々の意志を明確に示す方法を先輩議員と模索中です。



【波乱含みの第三次行財政改革(案)】

 午後からは、急遽、政務調査会。第三次行財政改革(案)について。10月27日の全体協議会で、党としての質問内容をつめるということで、2時間。
 ともかく、案通りそのまま通すわけにはいかないというのが、趨勢です。

 公共事業費(正式には、公共事業に係る県負担)30%カットについては、そもそも県負担が、公共事業費の総事業費の40%であるため(他に国庫補助金などが入る)、民間への影響の大きさに比して、意外に、歳出削減効果が薄く、数字の先走りが懸念されるところです。

 ところで、歳出効果が一番高いのは、言うまでもなく、給与カット。議員並みの3%カットは、3年間で、141億円の削減効果があります。しかし、「職員の士気が下がる」と、議会サイドから反対の声が多いのが事実です。

 個人的には、「士気が下がる」というのが反対理由に出ると、納税意欲が湧かなくなります。

 いずれにせよ、「21世紀夢づくりプラン」に比しても、かなり風当たりの強い改革(案)ではあります。もめること必至です。


 ところで、私は、是是非非という立場であり、それでも基本的には、石井県政に反旗を翻しているというわけではありません。
 少なくとも、議論を呼ぶことが間違いない、思い切った方針を示してこられたこと自体は、非常に良いことだと思います。

 森林保全税しかり、ガチンコで様々な意見が出る方が、県民の皆様には、まずは、感心を持って頂けるでしょう。
 なにより、方向性は悪いとは思いません。

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