2003年9月29日(月) 【9月定例会終わる】<

 本日は、9月定例会最終日。お馴染みの立ったり座ったりに少し違っていたのは、特別委員会の委員長報告が10数年ぶりに行われたこと。

 第三次行財政改革大綱発表前に、行政改革国体等特別委員会委員長として、異例の報告をさせて頂きました。
 それだけ重要な案件であったということですが、ある意味で、それは議会サイドの意地でした。

 民間の新行財政改革推進委員会の提言を受けて、大綱案が発表されるわけですが、我々議員は、事後的に、いわばパブリックコメントと同列のような扱いの全体協議会で、あたかも追認することが、前提のような流れだったのです。

 それに対して、事前に楔を打ち込んだわけです。


 私が本当に言いたかったのは、『本来、執行部と議会が議論して決定していくべきことを、審議会等から提言や答申を受けるという形に逃げ込んでいる』という言葉に尽きるかもしれません。

 自民・非自民問わず、多くの議員から、この報告に対して、共感の声を頂戴できたのは、この言葉があったからだと思います。

 あの厳しい選挙を経た議員だからこそ、まさに人生を賭けて、責任が負えるのです。そうあるべきです。


 しかし、もちろん、現在の議会が、ガチンコで、執行部と拮抗する力を持っていないのは事実です。行政主導の政治の追認機関ではなく、本来の議会制民主主義の復権のために、我々の誇りを賭けて、戦って参ります。

 我々こそが、市民の代表なのですから。


 それにしても、今回の報告書提出までには、様々なドラマがありました。
 一つ言えるのは、昨年の「岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会」報告書同様、誰もが本気だったことです。

 いろいろあったけれど、また少し、人が織り成す議会という場や、議会人という人種が、好きになりました。

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