2003年5月16日(木) 【委員会運営方針】

 臨時議会が開かれて、新議長・副議長の選挙。委員長等の指名が行われました。

 本日は、他に、「岡山県政を考える会」で、道州制について学習するも、ちょっと雲を掴むような感じが否めません。特に、郡部の議員にとっては、まず市町村合併が喫緊の課題です。


 ところで、2期になると、駐車場が露天から地下に変わり、議場の席も、2列目真ん中に移り、タコ部屋の議員控え室も、少し奥に進み、なにより、関係執行部の方からは、委員長と言われるようになりました。



 その委員長として、20日からの行政改革・国体等特別委員会の運営の仕方について打合わせ。
 多くの議員が、選挙で、行政改革を言っているのですから、まさに、目玉の委員会であると思います。

 ともかく、慣例を排する希望を出しました。おそらく、極めて異質の委員会運営になると思います。今回の委員会には、新議長も出席のご意向があり、まさに、特別委員会の中の看板委員会を目指します。様々な初の試みを行います。
 今日は、120%の希望を出しました。

 基本的には、運営そのものについて、まず委員に諮ります。希望は聞き置きますが、しかし、最後は、委員長が方向を決めます。1年の運営のコンセンサスを採ります。

 まずは、執行部からの報告を受けるのではなく、毎回事のテーマを決め、議論します。当然、委員には、予習が必要です。例えば、「過去の行革の取組みの成果と今後の指針」「財政問題」「行政組織・地方振興局」「職員定数」「外郭団体」「審議会・行政評価制度」等。まともに、議論します。いちいち立って発言する必要はありません。
 従来の外郭団体の数字の細かな審査は、決算特別委員会に委ねます。


 委員会は、「第三次行財政改革大綱」を策定する「岡山県新行財政改革推進委員会」の動きと並行しつつも、答申ではなく、議会サイドから、「委員長メモ」の提出を目指します。

 少なくとも、審議会の議論の報告をもって、民意を聞いたなどという報告は、許しません。我々もまた民意を代表しています。議会サイドの声を大綱に反映させます。


 議会事務局サイドにも過度の負担がかかりますが、執行部の追認機関ではない、政策意志形成を行う本来の委員会の在り方を模索します。

 したがって、台本なし、そんなものは読みません。かつ、エンドレス。昼食までの1時間30分では終わらせません。そんなに簡単に済ませて良い内容ではありません。昼食休憩を挟んで再開もあります。
 採決がないので、最後の一人まで、委員会を続けたいと思います。途中で退席されても構いません。


 時には、執行部のいない特別講師委員会も行います。なにも、執行部にお尋ねするのが、我々議員の仕事ではありません。


 県外調査は、あちこち行きません。三重県か、宮城県か、長野県に行き、基本的には、わけのわからない施設の視察を行うのではなく、朝から1個所で、様々な形で、えんえんと意見交換を行います。
 しかし、午後3時30分頃には、現地で解散。個人で、どこなりと自由に行って構いません。夜の会食は行いません。

 県内調査は、基本的に、国体会場ばかりを見てまわります。


 多分、委員からたいへんな批判を受け、さらに、委員長の仕切りに極端に負担がかかりますが、1年やりきれば、かなりの力がつくものと思われます。要は、その仕切りができる人間しか、本来委員長になってはいけないのですから。議長しかりです。

 何が起きるかわかりませんが、ともかく、己のできるところから、やっていきます。


 ともかく、そうは言っても、あまりに意気込まず、飄々と大胆に、しかし、従来で言えば無茶なことをしようと思います。

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